ものづくり補助金平成30年度製造業奈良県

高性能パウチ充填包装機の導入によるパウチ品の効率的な生産体制の構築

株式会社マックス

この事例のポイント

  • 需要に対して充填包装機の生産力が追いついていない。
  • 本事業において高性能パウチ充填包装機を導入した。
  • 高性能パウチ充填包装機の導入により、製品生産量の7割を占めるパウチ品の生産効率が全体として約2.5倍向上した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社マックス
所在地奈良県 八尾市
業種化学工業
技術分野機械制御,材料製造プロセス
設立1905年

事業の背景

創業以来、固形石鹸・液体洗浄料・入浴剤などのトイレタリー商品を基盤に製造・販売を行ってきた。現在は固形石鹸の需要が減少傾向にある一方、主力商品である液体洗浄料(ボディソープ)、特に詰め替え用や大容量のパウチ品の需要が高まっている。しかし、保有の充填包装機では需要に生産力が追いつかない。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力需要に対して充填包装機の生産力が追いついていない。
  • 新製品・新技術既存の充填機は充填できる粘度に制限があり、高粘度製品は手作業が必要になっている。
  • 新製品・新技術性能面の制約から新製品の開発・生産が思うように進められない状況だった。

やったこと

本事業において高性能パウチ充填包装機を導入した。これにより、パウチ品の生産体制を見直し、生産効率を高めた。導入した機械で高粘度製品の充填も可能となり、新製品の開発・生産に取り組める体制を整えた。

加工機高性能パウチ充填包装機

新しい製品・サービス:高粘度製品を含むスキンケア分野の新製品

事業の効果

高性能パウチ充填包装機の導入により、製品生産量の7割を占めるパウチ品の生産効率が全体として約2.5倍向上した。1袋ごとのリードタイムが短縮され、生産数も増えたことで内製化が進み、外注費や残業代などの経費削減にもつながった。さらに、高粘度製品の充填が可能になったことで機能性の高い新製品の開発が進み、スキンケア分野でも商品化後に量産体制を確保できるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    創業以来の石けん・トイレタリー事業とパウチ品需要への対応という一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けを明示する記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    固形石けん需要の減少と液体洗浄料・パウチ品の需要増という市場動向が書かれ、自社の強みとして奈良の産学連携や固形化技術に触れている。

  • 課題の認識と解決4

    生産力不足と高粘度製品の手作業という課題を示し、充填包装機導入で生産効率約2.5倍と新製品の量産体制構築が実現したと書かれている。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    パウチ品の生産効率が約2.5倍になったという実績は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    パウチ品の需要増と詰め替え・大容量という顧客ニーズは読み取れるが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。

  • 事業化までの道筋2

    導入後の内製化や残業代削減の効果がうかがえるが、中長期の遂行方法やスケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    ビーガンコスメや固形シャンプーThe BARなど高付加価値の機能性商品に触れているが、同分野での水準や高価格化の数値は示されていない。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    SDGsや海洋プラスチック問題への対応や地域共創への言及はあるが、国が補助する理由としての波及効果や雇用創出の記述は薄い。

  • 費用対効果3

    生産効率約2.5倍や外注費・残業代の削減効果が示されており、費用対効果の一端はうかがえるが投入額との比較はない。

  • イノベーションへの貢献2

    産学官連携による地域商品開発に触れているが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    奈良の特産品を美容成分に使う地域共創の取り組みが具体的に書かれ、地域の特性を活かした事業であることがうかがえる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。