高性能測定機導入による海外鉄道車両用空調制御装置のはんだ付け品質の向上
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
オーアイテック株式会社
成果製造個数(月間) 150万個→260万個
| 事業者名 | オーアイテック株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 和歌山県 紀の川市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 資本金 | 9,800万円 |
| 設立 | 2007年 |
平成19年の設立以来、冷間圧造による金属製品製造業を営み、特殊ボルトや精密ナットなどの小型部品を主に受注している。自動車用部品が売上比率で約80%を占め、家電・弱電用部品も手掛ける。自動車部品の受注増に対応するため、平成30年に大阪南部の3工場を紀の川市の北勢田第2工業団地に集約移転した。自動車部品は人命に関わるため全数検査による不良ゼロ出荷が義務付けられている。
抱えていた課題
やったこと
最新機種である6段の高速ホットパーツフォーマーを導入した。6工程の予備成形が可能となり、切削加工なしで高精度のナット製品を製造できるようになった。短ストロークにより力の作用時の型の位置ずれが小さく、加工精度が上がった。回転数は250〜3300/分で、加工速度も向上した。ナット形状に特化した機械で操作しやすく、社内の技術者育成にもつながった。
6段の高速ホットパーツフォーマーの導入により、切削加工なしで高精度のナット製品を製造できるようになった。加工精度と生産速度が同時に向上し、製造個数は月150万個から260万個へ増加した。これにより低コストでの供給が可能になり、受注されやすい体制が整った。商談中の仕事の獲得や、失注していた月1,000万円相当の売上増の可能性も出てきた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
平成19年設立以来の冷間圧造事業を継続し、金型設計・加工技術の蓄積を基に事業を拡大している点が読み取れる。
金型設計と鉄・アルミ・ステンレス・銅のノウハウを持ち、自動車部品が売上の約80%を占める強みが明確に示されている。
6段パーツフォーマー導入で月150万個が260万個に増加し、失注1,000万円相当の課題に対し実効性の高い解決策となっている。
製造個数を月150万個から260万個へ増やす目標と実績が示されているが、付加価値額や賃上げの数値目標は明示されていない。
常務取締役が執筆し、3工場を集約移転して製造体制を強化するなど、製造を遂行する体制が整っている。
自動車部品の全数検査による不良ゼロ出荷など信頼性が求められる中、低コストで高精度を供給でき受注されやすい理由が整理されている。
今後は品質管理体制の適正化後に営業活動を行い、必要に応じ検査機械導入や専門チーム設立をする方針が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ナット形状に特化した6段の高速ホットパーツフォーマーで、切削なしの高精度ナット製造を実現しており、同分野で高付加価値化を図っている。
自動車部品の軽量化で樹脂化が進む中、新規雇用や技術者育成につながる点が示されており、国が補助する理由は一定程度読み取れる。
月150万個から260万個への増産と、1,000万円相当の失注回避の可能性が示され、投資に対する効果が明確である。
高速ホットパーツフォーマーの導入は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は薄い。
軽量化に伴う金属から樹脂への部品転換という市場変化に触れるが、日本経済の構造転換との関連は直接示されていない。
大阪南部の3工場を紀の川市の工業団地に集約し、地域の工業団地で事業を行い雇用や技術者育成につなげている点が読み取れる。
ナット系製品は価格や性能の面で優位性を期待できるため、品質管理体制の適正化後に経営層と営業担当による積極的な営業活動を行う。必要に応じて新規に検査機械を導入し、ナット系製品に特化したチームを設立して技術向上や人材増強を図り、売上高のさらなる増加に挑む。
高性能デジタルマイクロスコープ(VHX5000)を導入し、基板単体試験工程で空調マイコンのプリント配線板のはんだ付けを検査する体制とした。
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
半自動アルマイトラインを稼働させ、純粋装置と超音波装置を取り付けて量産使用の目途を立てた。