ものづくり補助金平成30年度サービス業(他に分類されないもの)鳥取県

プラスチック素材リサイクルで生産するペレットの脱臭装置で達成!次世代型エコ&クリーン工場

因幡環境整備株式会社

成果ペレットの臭気値を従来の80%以下に低減することができた

この事例のポイント

  • 当社のリサイクルペレットは臭気が課題であり、臭気を低減して製品の品質を改善する必要があった。
  • 当社製品であるリサイクルペレットの臭気を低減する装置を導入した。
  • ペレットの臭気値を従来の80%以下に低減することができた。ペレットの臭気値を従来の80%以下に低減でき、臭気低減により受入可能量が増えて増収増益が可能となった。

事業者のプロフィール

事業者名因幡環境整備株式会社
所在地鳥取県 鳥取市
業種廃棄物処理業
従業員数179人
資本金3,000万円
設立1966年

事業の背景

当社は自治体と日本容器包装リサイクル協会からの委託で、市町村のプラごみの受入れからペレット製造までを一貫して行う。廃プラスチックの中国による輸入禁止を機に国内での廃プラ処理が大きな問題となり、容器包装リサイクル事業にも影響が及んでいる。資源の有効利用と廃プラの自然界への流出防止が強く求められている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度当社のリサイクルペレットは臭気が課題であり、臭気を低減して製品の品質を改善する必要があった。
  • 生産能力容器包装リサイクル制度の評価により受注量が年ごとに変動しており、受注量を増やし安定させる必要があった。

やったこと

当社製品であるリサイクルペレットの臭気を低減する装置を導入した。この装置はペレット製造ラインに設置され、ペレットの脱臭処理を行う。臭気を低減することでペレットの品質を高め、容器包装リサイクル制度の総合評価の得点を上げて受注量の増加と安定化を図った。

事業の効果

  • ペレットの臭気値を従来の80%以下に低減することができた

ペレットの臭気値を従来の80%以下に低減でき、臭気低減により受入可能量が増えて増収増益が可能となった。臭気低減によりブランド力が強化され、顧客へのアピールにつながった。滞留プラスチックを抱える同業他社を助けることもでき、民間業者という新規顧客層の満足度も高まった。制度上の成果反映は令和3年度以降になる見込みである。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.0 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性ペレット臭気を従来の80%以下に低減し、室内用途への販路拡大を期待すると具体的に書かれ、自社の強みとして顧客へアピールできたとある。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け臭気低減で室内利用の製品にも使えると顧客ターゲットと選ばれる理由が示され、民間業者という新規顧客層も挙げられている。
  • 4
    波及効果・雇用国内で滞留する廃プラの受入先となり資源を守る循環に貢献すると、社会的意義と地域の環境教育の役割が具体的に述べられている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標増収増益や受注量増加の見込みは述べられるが、付加価値額や賃上げの目標値は数値で示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    事例は廃プラのリサイクル事業の継続と、臭気低減装置による受注量増加を目指すと述べ、既存事業との関連は読み取れるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    ペレット臭気を従来の80%以下に低減し、室内用途への販路拡大を期待すると具体的に書かれ、自社の強みとして顧客へアピールできたとある。

  • 課題の認識と解決3

    課題として臭気と受注量の変動が挙げられ、装置導入で評価を上げると書かれているが、事業計画の具体的な数値目標は示されていない。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標2

    増収増益や受注量増加の見込みは述べられるが、付加価値額や賃上げの目標値は数値で示されていない。

  • 事業を進める体制2

    事業者の体制として自治体・協会からの委託や工場見学の実績はうかがえるが、補助事業を遂行する人材や事務体制は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    臭気低減で室内利用の製品にも使えると顧客ターゲットと選ばれる理由が示され、民間業者という新規顧客層も挙げられている。

  • 事業化までの道筋3

    制度上の成果反映が令和3年度以降になることや雇用確保・営業活動の予定が書かれ、スケジュールの一部はうかがえる。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    国内の廃プラ処理が課題となる中で、高水準の臭気低減によりペレットの品質を差別化している点は読み取れるが、市場水準との比較数値は乏しい。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用4

    国内で滞留する廃プラの受入先となり資源を守る循環に貢献すると、社会的意義と地域の環境教育の役割が具体的に述べられている。

  • 費用対効果3

    臭気を80%以下に低減し受入可能量増加による増収増益が見込まれるとあるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    臭気低減装置の導入はうかがえるが、先端的なデジタル技術や新ビジネスモデルの活用は書かれていない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出3

    プラスチック資源循環の高度化と国内でのリサイクル推進が述べられ、構造転換への寄与がうかがえるが、成長分野の具体的な市場規模の記述はない。

  • 地域経済への波及3

    鳥取県の地域で自治体と連携し地域の環境教育にも貢献すると書かれ、地域特性を活かした事業がうかがえるが、雇用創出の数値は示されていない。

今後の展望

ペレットの臭気低減により製品の評価が上がり、受注量の増加と売上の向上が見込まれる。雇用の確保や積極的な営業活動を進める予定である。

事業者の声

今回の補助事業により、ペレットの臭気を低減するという他の事業者にはない強みを得ることができました。

公式の事例集より(原文のまま)

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。