ものづくり補助金平成30年度製造業岡山県

日本初となるCTC製法による完全一貫生産体制の確立

株式会社アーリーモーニング

成果ティーバッグ製品の種類 1種類→3種類

この事例のポイント

  • ティーバッグ製品は抽出時間が短く、茶の色を濃くする必要があるが、既存の設備ではそれに対応しにくかった。
  • インドから輸入したCTC機を導入し、茶葉の破壊・切断を細かくできるようにした。
  • ティーバッグ製品の種類 1種類→3種類。ティーバッグ製品の種類が1種類から3種類に増え、製品アイテムが拡充された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アーリーモーニング
所在地岡山県 新見市
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野材料製造プロセス
従業員数2人
資本金30万円
設立2013年

事業の背景

アーリーモーニングは岡山県新見市の大佐山で紅茶の茶樹栽培から生産までを一貫して手がける。従来はリーフティーが中心だったが、現在は抽出時間を短縮できるティーバッグが紅茶製品の主流となっている。ティーバッグ製品は当初「プレーン」1種類のみで、売り上げ全体に占める割合も限られていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力ティーバッグ製品は抽出時間が短く、茶の色を濃くする必要があるが、既存の設備ではそれに対応しにくかった。
  • 新製品・新技術製品アイテムが従来のリーフティーに限られ、ティーバッグ製品の品目を増やせていなかった。

やったこと

インドから輸入したCTC機を導入し、茶葉の破壊・切断を細かくできるようにした。これにより品質も均一化した。さらに三角すい形のティーバッグ包装機を導入し、包装工程を内製化した。ティーバッグ製品は「プレーン」に加えて「アールグレイ」「レモンティー」を加え3種類に拡充した。

加工機CTC機
加工機三角すい形ティーバッグ包装機

新しい製品・サービス:ティーバッグ製品(「アールグレイ」「レモンティー」を加えた3種類)

事業の効果

  • ティーバッグ製品の種類 1種類→3種類

ティーバッグ製品の種類が1種類から3種類に増え、製品アイテムが拡充された。売り上げ全体に占めるティーバッグ製品の割合は半分程度まで増えた。CTC機による茶葉の細かな加工で品質が均一化し、包装工程を内製化した。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.5 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性3

    2013年の法人化以降、茶樹栽培から生産までを一貫して手がけ、紅茶専門店も開業している事業の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明示は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    大佐山の自然環境や季節ごとの特長、英国での評価など強みは読み取れるが、市場動向との対比や競争優位の根拠は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    ティーバッグ製品は抽出時間が短く色を濃くする必要があるという課題認識と、CTC機導入で解決する流れはあるが、高付加価値化の数値目標は書かれていない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    売上全体に占めるティーバッグの割合が半分程度まで増えたとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、実現可能性の判断材料が乏しい。

  • 事業を進める体制3

    従業員2人の小規模体制で、包装工程を内製化したとあり、体制の一端はうかがえるが、人材や事務処理能力の具体的記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    プレーン・アールグレイ・レモンティーの3種類に拡充したこと、英国で品質が評価されたことなど、製品と選ばれる理由が具体的に書かれている。

  • 事業化までの道筋2

    今後も質の高い紅茶を生産する方針とあるだけで、中長期の課題検証や遂行スケジュールは書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性80%
  • 新しさ・高付加価値4

    ティーバッグ製品は世界の主流だが国内では浸透途上とされ、英国の紅茶を基準とする高品質の紅茶を志向している点が読み取れる。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    地域の自然を活かした紅茶生産で地元や関西からの来客があるとうかがえるが、波及効果や雇用創出の数値は書かれていない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    CTC機や包装機の導入で製造工程を内製化したとあるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述はわずかである。

政策面50%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及4

    大佐山の自然や季節ごとに異なる香りを活かした紅茶を生産し、新見市の地域資源を生かした事業であることが具体的に読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

今後も質の高い紅茶を生産していく方針である。

事業者の声

お茶といえば紅茶

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。