新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社コガ・テック
成果最大圧力 150t→250t
| 事業者名 | 株式会社コガ・テック |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 200万円 |
| 設立 | 2007年 |
2007年に3人で創業し、金属板などの製缶・板金や溶接工事、金属・板金プレス加工など金属製品製造を行っている。大型部品の微細な曲面形状の曲げ加工に強みがあり、技術力と納期厳守で顧客の信頼を得てきた。主な取引先は中山鉄工所(武雄市)で、クラッシャー(破砕機)のフレーム加工やコンベア、発電機などの半組み立てを受注しており、クラッシャーに使われる部品の半分以上が当社製である。
抱えていた課題
やったこと
取引先から図面提供を受けて設計を開始し、材料を切断したうえでプレスブレーキによる曲げ加工を行い、溶接後に塗装して部品を組み立て、電装品を取り付ける工程とした。従来のプレスブレーキに代えて、肉厚の曲げ加工が可能な「デュアルドライブプレスブレーキBH25040」を導入した。導入後に試運転を重ねて検品し、曲げ加工の精度を高めた。
| 加工機 | デュアルドライブプレスブレーキBH25040 |
|---|
導入機により厚さ6mm、10mm、16mmの金属板も高い精度で曲げ加工できるようになった。曲げ加工時間が約3割短縮され、再加工がなくなり時間的なロスが減った。肉厚素材の曲げ加工が必要な部品も短期間で納入できるようになり、顧客の高度な要求に応えられるようになったことが一番の成果である。後工程の溶接や組み立ての生産性も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業から大型部品の曲げ加工の技術を強みとしてきた経緯が書かれ、プレスブレーキ導入はその延長にあると読み取れる。
同じ加工力を持つ外注先が存在せず、肉厚素材の加工が難しいという外部環境と自社の強みが具体的に書かれている。
再加工が必要だった課題を認識し、曲げ加工時間が従来の3割ほど短縮され再加工がゼロになったと具体的に書かれている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。時間短縮の割合のみ記載がある。
14人の金属加工スペシャリストと人材教育に努めると書かれているが、補助事業遂行の体制としての具体性は薄い。
短期間の納入や顧客の高度な要求への対応が強みとして書かれ、選ばれる理由はあるが顧客ターゲットの整理は薄い。
導入後の生産システム構築には触れているが、スケジュールや中長期の課題解決方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
厚さ16mmまでの肉厚素材を250tの圧力で高精度に曲げられる点が、同分野で高水準の加工として具体的に示されている。
クラッシャー製造の重要部品を担うとあるが、地域経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由は書かれていない。
加工時間約3割短縮と再加工ゼロという効果は書かれるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
先端的なデジタル技術や新しいビジネスモデルの活用は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
佐賀県内の取引先と連携しクラッシャー部品を担う地域の役割はうかがえるが、地域成長の牽引まではわからない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
新しい機器の導入で高精度な肉厚素材の曲げ加工技術を獲得し、短納期の生産システムを構築できた。今後は顧客からの信頼を得て受注を増やし、新規取引先の開拓も行って事業拡大と業績向上につなげたいと考えている。
どこもできないけど、ここではできる
公式の事例集より(原文のまま)
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg