新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
株式会社山口新建木材センター
成果二次乾燥期間 6カ月→1カ月
| 事業者名 | 株式会社山口新建木材センター |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | 木材・木製品製造業(家具を除く) |
| 従業員数 | 14人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1951年 |
当社は佐賀市を中心に、地元の工務店や大工向けの木材・建材の卸売と製材業を営んでいる。1993年頃に大手住宅メーカーが佐賀県内に参入したことで、多くの地場工務店が縮小、転業、廃業を余儀なくされた。取引先である地場工務店や大工の繁栄なくして当社の繁栄はないため、地元の建築業界の活性化に取り組んでいる。
抱えていた課題
やったこと
伐採時に木の先端を山頂に向け葉を付けたまま寝かせ、樹体内の水分を自然に蒸発させる天然葉枯らし乾燥で県産木材を作っている。自然乾燥は一次と二次の2段階で、伐採から木材として使えるまで最低1年かかる。そこで二次乾燥の工程に木透湿ハイブリッド乾燥機を導入した。この乾燥機は、ヒトの細胞内での水移動における細胞膜チャネル理論を木に応用した低温乾燥機で、細胞を破壊しないため木材のねじれが少なく色つやも良く仕上がる。天然葉枯らし乾燥県産木材の生産効率を上げることを目的とした。
| その他 | 木透湿ハイブリッド乾燥機 |
|---|
新しい製品・サービス:天然葉枯らしハイブリッド乾燥佐賀県産木材
一次自然乾燥した天然葉枯らし乾燥県産木材を木透湿ハイブリッド乾燥機で二次乾燥させた結果、二次乾燥期間が6カ月から1カ月に短縮された。納期が短くなったことで顧客ニーズに対応でき、生産拡大が可能になり、地場工務店などへの安定供給も実現した。天然葉枯らし乾燥県産木材は柱や梁、床板などの仕上げ材にも使え、天然素材の香りで温かみのある住宅を実現できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
地場工務店向け木材卸・製材を母体に、天然葉枯らし乾燥材の供給強化を経営の柱と明示しており、過去からの事業との一貫性が読み取れる。
大手住宅メーカーとの差別化や県産材の豊富さに触れるが、市場データや競争優位の定量的根拠は示されていない。
二次乾燥6カ月を1カ月に短縮し納期短縮と生産拡大につなげると、課題と解決策が具体的な数字で示されている。
付加価値や賃上げの目標値は書かれておらず、生産拡大の効果が示されるにとどまる。
従業員14人の企業であることは書かれているが、補助事業を遂行する体制や人材の記述は乏しい。
天然葉枯らし材の強度・耐震性・色つやという特長と、工務店や大工向けの顧客ターゲットが読み取れるが、ニーズの裏付けは薄い。
新規乾燥機導入による納期短縮の効果は示されるが、中長期の検証や遂行スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
天然葉枯らし乾燥材をブランド化し、一般的な人工乾燥材と差別化した高付加価値品として位置づけられている。
県産材の活用と地場工務店・林業の活性化、地域の雇用や建築業界の波及効果が具体的に示されている。
二次乾燥期間の大幅短縮という効果は示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
低温乾燥機の技術的特徴は書かれるが、デジタル技術や新ビジネスモデルの活用は読み取れない。
県産木材や二酸化炭素排出削減への貢献はうかがえるが、成長分野への進出や構造転換は明示されていない。
佐賀県産材を活用し地場工務店や大工、林業生産者と連携して地域経済を牽引する方向性が具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
天然葉枯らしハイブリッド乾燥佐賀県産木材を製品化し、地域の工務店や大工の活性化につなげたいと考えている。県産材を佐賀県民に消費してもらい、ブランド化して海外への販路も広げたいとしている。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg