ものづくり補助金平成30年度製造業長崎県

ファイバーレーザー切断機導入による金属切板加工の受注拡大と生産性向上

有限会社松尾溶断所

成果切断の誤差 2mm→0.5mm

この事例のポイント

  • 厚板はガス切断機で切断できるものの、2mmの誤差が出て精度が高いとは言えなかった。
  • ファイバーレーザー切断機を導入した。
  • 切断の誤差 2mm→0.5mm。切断作業時間が短縮され、スピードが上がって生産性が向上した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社松尾溶断所
所在地長崎県 長崎市
業種鉄鋼業
技術分野精密加工
従業員数10人
設立1967年

事業の背景

主力は精密レーザー加工(プラズマ切断、ガス溶接、プレス曲げ加工)で、一般鋼材販売や各種製缶・組立工事請負も行う。強みは前身の切断機修理で培った機械構造の知識と、現場・設計をまたいだ加工ノウハウである。レーザー切断機による切断処理が生産高の7割を占めている。切断加工の精度に対する市場ニーズは機械設備の発展に伴って高まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度厚板はガス切断機で切断できるものの、2mmの誤差が出て精度が高いとは言えなかった。
  • 生産能力ガス切断機による厚板の切断は時間がかかり、切断後の二次加工にも時間を取られていた。
  • 生産能力既存設備では銅、真鍮、アルミなどに対応できず、外注に頼っていた。
  • 生産能力切断機メーカーの想定する能力を超える受注に既存のレーザー切断機2台、ガス切断機2台では対応しきれていなかった。

やったこと

ファイバーレーザー切断機を導入した。切断の誤差は2mmから0.5mmになり、精度が格段に上がった。これまで19mmまでしか切れなかった厚さも32mmの鋼板まで対応できるようになった。外注していた銅、真鍮、アルミなども自社で切断できるようになった。作業時間が短縮され、スピードが上がって生産性が向上した。

  • 加工機ファイバーレーザー切断機

事業の効果

  • 切断の誤差 2mm→0.5mm
  • 切断可能な板厚 19mm→32mm

切断作業時間が短縮され、スピードが上がって生産性が向上した。誤差が0.5mmに縮まり精度が格段に上がり、品質が高まった。外注していた銅、真鍮、アルミの切断を自社で行えるようになり、コストを大幅に削減した。受注の幅が広がり、加工金属素材の領域も拡大した。

今後の展望

売上の43%を占める大手造船会社が5年にわたる造船受注を確保しており、仕事が大幅に増える見込みが立っている。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。