新規製品の製造受注への対応とオリジナル商品の開発
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
成果揚捧工程で約67%、焼成工程で約50%、加工量が増加。
| 所在地 | 長崎県 長崎市 |
|---|---|
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境 |
| 従業員数 | 10人 |
| 設立 | 1967年 |
1967年創業の菓子製造業で、主力商品の「桃カステラ」は他社と異なる製法による唯一無二の味わいで人気があり、全体売上の約65%を占める。桃の節句だけでなく通年で販売に成功しており、現在は長崎市内に2店舗を展開し、百貨店の催事にも力を入れている。
抱えていた課題
やったこと
最も人手と時間を要する揚捧工程と、設備の性能に最も影響を受ける焼成工程を見直し、生産力の向上を目指した。揚捧工程には容量の大きい攪拌機「マイティS50」を導入し、従来より加工量が67%増加した。焼成工程にはトークオーブンUTを導入し、従来の旧式オーブンでは気温や湿度によって職人の経験による感覚で行っていた温度調整を、ボタン1つで数値管理できるようにした。これにより熟練の技術が不要になった。
揚捧工程の加工量が約67%、焼成工程の加工量が約50%増加し、生産量が向上した。通常時の商品不足が解消し、節句期の顧客ニーズにも応えられるようになった。温度管理が数値化され、熟練技術に頼らず品質を安定させられる体制ができた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の桃カステラが主力で、鍛冶屋町店出店を機に増産設備を導入しており、事業の流れに沿った取組として位置付けられている。
桃カステラは全体売上の約65%を占め、他社と異なる製法で唯一無二の味わいが人気と記載。需要不足率も約50%と具体的である。
ピーク時の不足率約50%、通常時25〜40%を課題として明確に把握し、揚捍で加工量67%アップ、焼成で約50%向上と数値で解決を示している。
揚捍工程で約67%、焼成工程で約50%の生産量向上を示し、通常時の商品不足が解消したと成果が具体的である。ただし付加価値額や賃上げの目標値は見当たらない。
体制や人材、事務処理能力についての記述がほぼなく、補助事業を遂行する体制が読み取れる材料が乏しい。
顧客からの長崎市中心部への出店要望が多いという声があり、ニーズの裏付けと選ばれる理由(唯一無二の味)が整理されている。
今後は県外催事の強化や新店舗出店を含めた生産力向上を計画しており、課題と方向性は示されている。ただし詳細なスケジュールは不明確。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
桃カステラは他社と異なる製法で甘すぎずふわふわの食感を実現し、通年販売に成功。同分野で独自性の高い商品として読み取れる。
地域の商品として長崎で認知があると触れているが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は薄い。
生産量の向上率が具体的に示され、通常時の商品不足が解消されており、投入に対する効果は一定程度読み取れる。
数値管理可能なオーブン導入で職人の経験に依存しない点は触れているが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は記述が薄い。
公開情報では判断できません。
長崎市内で2店舗展開し、地域の認知がある地元菓子として地域特性を活かしている。雇用創出や地域経済への波及は明記されていない。
近年は県外の催事に力を入れており、県外では認知度が低い「万月堂の桃カステラ」の開拓余地があると考えている。節句の時期は生産量が追い付いていないため、新店舗の出店も含めてさらなる生産力の向上に努めたいとしている。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg