ものづくり補助金平成24年度鳥取県

締結用部品加工の高度化

株式会社清水

成果穴あけ機のストック量 1倍→3倍

この事例のポイント

  • 建築用スプライスプレートの穴あけ加工は人手の負担が大きく、生産量を増やしにくい。
  • 全自動オートドリルマシン、バリ取り機(プレシェーバー)、ショットブラスト機を導入し、建築用スプライスプレートの穴あけ、バリ取り、ショット加工を一つのラインにつなげた。
  • 穴あけ機のストック量 1倍→3倍。穴あけ機のストック量が従来の3倍を超え、無人で運転できる時間が大幅に延びた。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社清水
所在地鳥取県 鳥取市
業種鉄鋼業
技術分野部材の締結
従業員数93人
資本金5,000万円
設立1958年

事業の背景

昭和24年の創業以来、一般鋼材・特殊鋼の加工販売を軸に事業を展開している。鋼材加工メーカーとしての技術力と鋼材商社としての販売力を兼ね備え、ユーザー企業の材料手配や加工、外注管理などを一括受注する「ワンストップショップ構想」を推進している。建築基準法の改正で建物の強度が求められ、建築材料の品質への要求も高まっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力建築用スプライスプレートの穴あけ加工は人手の負担が大きく、生産量を増やしにくい。
  • コスト・採算スプライスプレートのバリ取りを手作業で行っており、時間とコストがかかっていた。
  • 品質・精度建築基準法の改正により建築材料にはより高い品質が求められるようになった。

やったこと

全自動オートドリルマシン、バリ取り機(プレシェーバー)、ショットブラスト機を導入し、建築用スプライスプレートの穴あけ、バリ取り、ショット加工を一つのラインにつなげた。従来は手作業だったグラインダー作業を機械化し、ショットブラスト加工設備とライン化した。穴あけ機のストック量を従来の3倍以上に増やし、夜間や休日も無人で運転できるようにした。

  • 加工機フルオートボーラー全自動オートドリルマシンバリ取り機プレシェーバーショットブラスト機

事業の効果

  • 穴あけ機のストック量 1倍→3倍

穴あけ機のストック量が従来の3倍を超え、無人で運転できる時間が大幅に延びた。機械化とライン化により生産プロセスが強化され、部署の時間当たり生産量も増えた。夜間作業が可能になり、大口の引き合いにも対応できるようになって売上増加につながると見込まれる。自動化により人手作業のコストを削減でき、他社との競争力も強化できる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.6 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決現状課題として穴あけ・バリ取りの手作業負担とコストを挙げ、自動化ラインで生産性向上と夜間稼働を図る具体的な計画が読み取れる。

伸びしろがあった観点

  • 2
    これまでの取組との一貫性鋼材加工・販売を軸に加工部門を順次増強してきた経緯はうかがえるが、本設備導入との関係を示す具体的な位置付けは読み取れない。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性2

    鋼材加工・販売を軸に加工部門を順次増強してきた経緯はうかがえるが、本設備導入との関係を示す具体的な位置付けは読み取れない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    ワンストップショップ構想や高精度の機械用材・建設用材の扱いが書かれ、強みは読み取れるが、市場動向との関係は具体性が薄い。

  • 課題の認識と解決4

    現状課題として穴あけ・バリ取りの手作業負担とコストを挙げ、自動化ラインで生産性向上と夜間稼働を図る具体的な計画が読み取れる。

事業の実現可能性2.8
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産性向上や大口対応は書かれているが、付加価値や賃上げの目標値、数値は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    設備導入と既存の加工業務の組み合わせは書かれるが、人材や事務処理体制についての記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    建築基準法改正による品質需要の高まりや大口引き合いへの対応は書かれるが、顧客ターゲットの整理は薄い。

  • 事業化までの道筋3

    導入設備と工程の流れは説明されるが、中長期の検証やスケジュールについては具体的な記述がない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    スプライスプレートの自動加工という分野の普及度は触れられておらず、高付加価値化の水準もわずかにうかがえるのみ。

公的補助の必要性2.3
  • 波及効果・雇用2

    建築基準法改正による品質需要への対応は触れられるが、波及効果や雇用創出などの公的補助の必要性は書かれていない。

  • 費用対効果3

    手作業の工数削減や無人運転時間の延長は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。

  • イノベーションへの貢献2

    ライン化による自動化は書かれるが、デジタル技術や地域・サプライチェーンへの貢献は触れられていない。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    鳥取市に所在することは書かれるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用の記述はわずかにうかがえるのみ。

今後の展望

夜間作業が可能となり大口の引き合いに対応できることで売上が増加する。生産工程の自動化で人手作業のコストが大幅に削減され、他社との競争力が強化できる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。