シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
イナバゴム株式会社
成果トルエン抽出後に熱処理すると残留濃度が0ppmになった
| 事業者名 | イナバゴム株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 鳥取県 鳥取市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 159人 |
| 資本金 | 8,600万円 |
| 設立 | 1963年 |
シリコーンゴムの年間消費の50%が電気・電子機器向け部品に使われている。電子部品の接点障害を起こす低分子シロキサンガスの除去方法は、シリコーンゴム業界とその製品メーカーが長年求めてきた課題だった。
抱えていた課題
やったこと
シリコーンゴムを厚み、幅、高さの異なる5種類のゴムブロックと実際の製品サンプルを作製し、低分子シロキサンの除去方法を実験した。トルエン抽出後にオーブンまたは真空オーブンで熱処理すると、残留濃度が0ppmになることが確認された。新たに導入したガスクロマトグラフ質量分析計で、シリコーンゴム中に残留する低分子シロキサンの量を検出した。
新しい製品・サービス:シリコーンゴム成形品の残留低分子シロキサンカット技術
除去技術の確立により、電子部品の接点障害の原因となる残留シロキサンを抑えたシリコーンゴム成形品を供給できるようになる。家電・自動車・携帯端末通信機器などへ新たな販路が広がる見込みである。付加価値の向上と新規ユーザーの獲得により、販売量は1.5倍になると期待される。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来のゴム部品事業の延長でシリコーンゴム課題に取り組む流れは読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
独自技術や FEM 解析サービスなど強みはうかがえるが、市場動向との関係や競争優位の根拠は具体的に書かれていない。
残留低分子シロキサンによる接点障害という課題が明確で、除去方法の確立で販路拡大を目指す計画が示されている。
現商品の付加価値加算で新規ユーザー期待を含め1.5倍の販売増という数値目標が示されているが、付加価値額の目標としては不十分。
従業員159名や工場・拠点の記載はあるが、補助事業を担当する体制や人材配置についての記述はわずかにうかがえる程度。
電子部品メーカーの接点障害という明確な課題と、家電・自動車・携帯端末への販路拡大先が具体的に示されている。
検証実験から量産販売まで年次ごとの工程(初年度検証、2年目設備投資、3年目工程変更など)が5年間で示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
シリコーンゴム成形品で残留シロキサンを除去する分野で、電子部品向けの高付加価値化を図る計画が読み取れる。
電気・電子機器向けのシリコーンゴム業界の課題解決として、製品メーカーや業界の発展への寄与がうかがえる。
補助金額は不明で、費用対効果を示す数値は1.5倍の販売増程度にとどまり、投入額との比較は読み取れない。
分析機器の導入による新技術の確立は読み取れるが、デジタル技術やサプライチェーン全体への貢献は具体的に書かれていない。
電子機器や自動車向け部品の市場に進出する点はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
鳥取を拠点とする地域企業であることはうかがえるが、地域の特性を活かした雇用創出や成長牽引の記述は乏しい。
検証実験、設備投資、工程変更を経て、量産販売までを約5年間で行う見込み。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
過熱水蒸気を利用した梅加工設備一式を購入し、製品の試作開発と成分分析を行った。
効果:糖度 7.7%→8.6%
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年