車載モーター用ステーターの巻線とはんだ付けの自動化及び連動化
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
株式会社曽田鐵工
成果ライン・スペース 50μm→10μm
| 事業者名 | 株式会社曽田鐵工 |
|---|---|
| 所在地 | 島根県 松江市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 電子部品・デバイスの実装 |
| 従業員数 | 25人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1938年 |
同社は光ディスクや電子部品などに欠かせない電子基板回路専用印刷機の開発と製造販売を行っている。電気製品の小型化が進み、内蔵される電子部品にも小型化・高精細化が求められ、基板回路の狭ピッチ化が重要になっている。
抱えていた課題
やったこと
厚膜印刷工法で狭ピッチ化を実現するため、同社が研究してきた加圧ヘッドを組み込んだ密閉加圧式印刷ヘッドを開発した。曲面の被印刷物とヘッドを同期運転させる自由曲面印刷機を展開し、精度を確保した。平面位置決め印刷機には版離れ機を搭載し、ペースト粘度による版離れを防いだ。圧力設定を動作と連動させるため、通常の簡易レギュレーターに代えて電磁式レギュレーターを組み込んだ。ペーストの吐出量や吐出口の面積、外気温が印刷状態に影響することも分かり、その管理は今後の課題となった。細線化・狭ピッチ印刷を実現し、従来のスキージ法と比較して数値的な効果を測定した。
新しい製品・サービス:密閉加圧式印刷ヘッドを用いた狭ピッチ印刷機
密閉加圧式印刷ヘッドにより、厚膜印刷工法で従来の限界であったライン・スペース50μmを10μmまで狭ピッチ化できるようになり、細線化と狭ピッチ印刷を実現した。従来のスキージ法との比較で数値的な効果も測定した。理論上の新工法が実際の電子配線基板印刷に使えることが示された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
従来の厚膜印刷やフォトリソの課題を踏まえ、専用印刷機の開発・製造販売という既存事業の延長線上にある取組と読める。
挟ピッチ化の要望と従来工法の限界を示し、密閉加圧式ヘッドで競争優位を狙う構図はうかがえるが、市場規模や競合比較は書かれていない。
従来工法の課題(高コスト・低生産性、ライン間10μm対応など)を明示し、ヘッド開発で解決を図る点は読み取れるが、事業計画としての収益見通しは薄い。
高付加価値創出や賃上げの目標値は書かれておらず、今後1年以内の商品化計画のみがうかがえる。
島根県産業技術センターや外部の開発部門と印刷テストを重ねる協業体制が示されているが、社員25名での人員配置は書かれていない。
挟ピッチ印刷という機能は示されるが、顧客ターゲットや選ばれる理由は具体的に整理されていない。
ペースト管理や外気温の課題を今後の課題として挙げ、商品化までの開発期間にも触れており、課題認識はあるが検証方法は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
従来のフォトリソやスキージ法に対し、ライン間10μm・ピッチ対応の高精細化を数値で示し、高水準の付加価値を狙う点が読み取れる。
電子部品の小型化・高精細化という社会的需要に応える点は読めるが、波及効果や雇用創出の記述は薄い。
従来スキージ法との数値比較を行ったとあるが、具体的な数値や費用対効果は書かれていない。
加圧ヘッドや電磁式レギュレーターの活用はうかがえるが、サプライチェーン全体への貢献の記述は乏しい。
電子基板印刷という成長分野への進出がうかがえるが、構造転換への言及は明示されていない。
島根県松江市の地域企業である点はうかがえるが、地域の特性を活かした雇用や成長への言及は少ない。
理論の実証はできたが、市場への展開までには課題が多く、追加の開発期間が必要。島根県産業技術センターなどの関係機関や印刷テストを行う取引先と協業して課題解決と事業化を進める。
今回は、ものづくり助成金制度を利用させていただく事ができ、より深い研究・開発を行う環境が整い、関係機関からも注目をいただいています。今後も本機を利用し、よりよい「ものづくり」のため、力を注いでいきたいと思います。
公式の事例集より(原文のまま)
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
厚物用1本針ミシンをベースに、1本針と2本針を切り替えるスイッチ機能と送り機能などを改造した特別仕様のミシンを開発した。
効果:溶着幅 25mm→40mm
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。