ものづくり補助金平成24年度広島県

無人イノシシ侵入防止システムの開発

ラボテック株式会社

成果赤外線センサーの検知範囲は10m四方であった。

この事例のポイント

  • イノシシ等の害獣による農作物被害が深刻だが、有効な対策がない。
  • 赤外線センサー及び超音波スピーカーを組み込んだイノシシ侵入防止装置を試作した。
  • 赤外線センサーの検知範囲は10m四方であった。野外実験で赤外線カメラにより、超音波照射時にイノシシが逃避行動をとることが確認された。

事業者のプロフィール

事業者名ラボテック株式会社
所在地広島県 広島市
業種技術サービス業
技術分野切削加工
従業員数57人
資本金5,000万円

事業の背景

イノシシやシカ等の農作物被害額は全国で226億円(平成23年度)に上り、田畑への侵入防止は喫緊の課題となっている。庄原地域から害獣対策の要請を受け、県立広島大学と4年前から共同研究を進めてきた。飼育用檻での実験で超音波によるイノシシ忌避効果が確認されている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力イノシシ等の害獣による農作物被害が深刻だが、有効な対策がない。
  • 新製品・新技術超音波によるイノシシ忌避効果を実用化した無人侵入防止装置が存在しない。

やったこと

赤外線センサー及び超音波スピーカーを組み込んだイノシシ侵入防止装置を試作した。広島県庄原市内の休耕地に設置して野外実験を行い、赤外線カメラでイノシシの逃避行動を撮影して効果を確認した。赤外線センサーの検知範囲は10m四方、遠隔監視及び赤外線カメラは15〜20m先まで撮影可能であった。センサーが反応するとイノシシに超音波を自動照射する仕組みとし、制御ユニットにセンサー検知時間などのデータをEXCELファイル形式で回収できるようにした。シーケンサで一連の動作をプログラムして無人化を達成した。

  • その他イノシシ侵入防止装置赤外線センサー、超音波スピーカー、制御ユニット、監視カメラ

新しい製品・サービス:無人で害獣を検知し超音波を照射して撃退する侵入防止装置。

事業の効果

  • 赤外線センサーの検知範囲は10m四方であった。
  • 遠隔監視及び赤外線カメラは15〜20m先まで撮影可能であった。

野外実験で赤外線カメラにより、超音波照射時にイノシシが逃避行動をとることが確認された。イノシシは昼間に出現せず夜間のみ出現することも遠隔監視で分かった。装置は特許出願済みで、今後は小型化を進め、庄原市周辺から全国展開を目指す。

今後の展望

販売開始5年目で200台、3,000万円の売上を目指す。現在小型化し商品版を開発中。庄原市周辺の市町からPRを開始し、最終的には全国展開を行う。将来はシカやサルなど他動物への適用も検討し、高速道路や鉄道、ゴルフ場など野生動物の侵入に困る企業向け装置の開発も行う。

  • 目標:販売開始5年目で200台、3,000万円の売上を目指す。
  • 目標:販売開始5年目で200台、3,000万円の売上を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。