ものづくり補助金平成24年度山形県

Nis Gunを用いたプレーナプラズマによる大面積への高効率スパッタリング成膜方式の確立

株式会社ニクニ白鷹

成果ターゲット利用効率 40%→90%

この事例のポイント

  • マグネトロンスパッタリング方式ではプラズマが密な部分だけターゲットが削られてエロージョンが発生し、ターゲット利用効率は40%程度にとどまっている。
  • 高密度プラズマ発生装置NiS Gunを利用したプレーナスパッタ装置を試験機として製作した。
  • ターゲット利用効率 40%→90%。プレーナプラズマ方式によりターゲットにエロージョンが生じず、ターゲット利用効率が向上する。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ニクニ白鷹
所在地山形県 西置賜郡白鷹町
技術分野溶射・蒸着
従業員数100人
資本金4,000万円
設立1969年

事業の背景

ニクニ白鷹は精機部門の事業を行い、創業以来、最先端精密機械製造の知識やノウハウを培ってきた。その技術を背景に5年前から独自の成膜装置開発を始め、高密度プラズマ発生装置NiS Gunを開発した。主流のマグネトロンスパッタリング方式ではターゲット利用効率が40%程度にとどまるという問題がある。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力マグネトロンスパッタリング方式ではプラズマが密な部分だけターゲットが削られてエロージョンが発生し、ターゲット利用効率は40%程度にとどまっている。

やったこと

高密度プラズマ発生装置NiS Gunを利用したプレーナスパッタ装置を試験機として製作した。ターゲット上に磁石を設置しない方式で、平面状のプラズマを均等に形成して成膜することに成功した。ITOとAl2O3のターゲットで利用率を90%以上に改善することにも成功した。

  • その他プレーナスパッタ装置試験機NiS Gun高密度プラズマ発生装置

新しい製品・サービス:NiS Gunを利用したプレーナプラズマスパッタリング方式の生産装置

事業の効果

  • ターゲット利用効率 40%→90%

プレーナプラズマ方式によりターゲットにエロージョンが生じず、ターゲット利用効率が向上する。試験機でITOとAl2O3のターゲットの利用率を90%以上に改善することに成功した。平面状プラズマにより大面積への成膜も可能になり、NiS Gunのプラズマ密度の高さから緻密な膜を高速で成膜できる可能性もある。

今後の展望

金属や酸化物など様々な材料に対応したプレーナプラズマスパッタリング方式の生産装置を開発していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。