南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社ひびき精機
| 事業者名 | 株式会社ひびき精機 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下関市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 72人 |
| 資本金 | 7,500万円 |
| 設立 | 1972年 |
ひびき精機は機械部品の複合加工で技術と品質管理体制に定評があり、半導体・液晶分野の有力な製造装置メーカーから重要部品の供給を任されている。半導体のウエハは1960年代の口径20mmから2000年代に300mmへ大型化し、450mm化が間近に迫っていた。同社は切削加工工程で大型化への対応を既に終えていた。
抱えていた課題
やったこと
西部電機株式会社製の大型ワイヤ放電加工機を新たに導入した。加工ワークサイズは450mmウエハ製造装置の部品に十分対応できる大きさである。導入前に、装置に合わせた治具を既存の改善内容を加えて設計し、作業手順書も可能な限り事前に作成した。経験の浅い若手オペレーターも配置して部品製作を担当させた。
導入したワイヤ放電加工機は導入から1年余りで高い稼働率を達成し、現在は週4日夜間も連続稼働している。自動結線の信頼性が高く、ほぼ100%の結線率により夕方から朝までの連続運転が可能になった。複雑形状の部品でも歪みがなく高精度に加工でき、切削加工との併用ではなく放電加工だけの指名受注も伸びている。若手オペレーターが設計通りの部品を完成させ、人材育成にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
切削加工で大型化対応を完了し、残るボトルネックのワイヤ放電加工機を導入する流れが、既存の複合加工技術と一貫している。
半導体・液晶の大手装置メーカーから重要部品を任される実績と、独自技術・ノウハウを付加した加工を強みとして活かしている。
切削とワイヤ放電の組み合わせで顧客の望む製品を作る必要性を課題として認識し、大型機導入で解決している。
加工スピードや加工精度の改善を達成したとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
導入前に治具や作業手順書を事前準備し、若手オペレーターを育成しながら円滑に立ち上げた体制が具体的に書かれている。
450mmウエハ対応という顧客ニーズに応え、放電加工のみの指名受注が伸びている点から選ばれる理由が示されている。
導入後の立ち上げ課題を習熟時間短縮や不良回避として整理し、準備と結果を踏まえて解決方法を示している。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
450mmウエハ対応の大型部品を高精度・無歪みで加工する点は、同分野で高水準の高付加価値化を示している。
次世代半導体製造装置の部品供給という業界インフラに関わり、受注増加による効果が示されている。
稼働率や受注増加は触れられているが、補助金投入額に対する付加価値増加や生産性の数値は示されていない。
切削とワイヤ放電を組み合わせる加工で、半導体製造装置のサプライチェーンの高度化に貢献し得る取組になっている。
半導体・液晶分野から航空宇宙・医療・バイオ分野へ進出する方向性が示され、成長分野への展開がうかがえる。
山口県下関市の企業として地域の工業団地で事業を行うが、地域特性を活かした雇用や経済成長への言及は薄い。
航空宇宙分野に参入し、厳格なマネジメントシステムによるプロセス保証で新たな発展の機会をつかもうとしている。医療・バイオ分野でも人材とプロセスの発展を基に新事業に挑戦する考えである。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
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効果:最大出力(1.5kW機) 1.5kW→1.935kW