多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
不二産業株式会社
成果溶着幅 25mm→40mm
| 事業者名 | 不二産業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下松市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 発酵 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
当社は各種工場の製造プラントや環境維持装置向けに、液体・気体のろ過に使うフィルター、搬送用袋体、テントなどの産業用繊維製品を製造販売している。企業の工場を中心に全国300社以上に納入している。専用の製造装置がないニッチ分野であり、既存の装置の改造で生産を維持してきた。
抱えていた課題
やったこと
厚物用1本針ミシンをベースに、1本針と2本針を切り替えるスイッチ機能と送り機能などを改造した特別仕様のミシンを開発した。当社が企画・試運転を行い、松江(株)が設計・製作を担当し、ミシン本来の剛性を損ねずに改造できた。このミシンにより、従来3台のミシンで行っていた機能を1台で縫製でき、途中2回の段取り替えが不要になった。溶着機は、溶着幅を従来の25mmから40mmに広げ、コテの出力を1000Wから1500W、2000Wに上げた。カートリッジヒーターを個別に管理し、アワーメーターを取り付けてヒーターの消耗時期を予測し、個別に交換できるようにした。同業他社への販売を防ぐため、松江(株)と秘密保持契約を結んだ。
溶着の幅・速度・強度を高め、ムラのない溶着が可能になったことで品質が大きく向上し、顧客からの信頼が高まった。3台分の機能を1台のミシンで縫製できるようになり、段取り替えが不要になった。ヒーターの消耗時期を予測して個別に交換できるため、保全管理が大きく改善した。作業効率と生産性が向上し、決算では売上高、利益率、1人当たり売上高がいずれも上がり、従業員3名を雇用できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存のアパレル用装置の改造に限界があり、専用機の共同開発に至った経緯が示され、過去の取組からの流れがある。
ニッチ分野の産業用繊維製品に特化し、専用機で competitor との差を作る点が明確で、業界内競争力向上の成功も示されている。
溶着速度が従来の約3倍、ヒーター出力アップや消耗時期の予測管理など、課題に対応した実効性の高い改善策が数字で示されている。
生産性向上や売上・利益率の向上に触れるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性の根拠が薄い。
共同開発先のメーカーと秘密保持契約を結び、企画・試運転と設計・製作の役割分担を明確にしている。
顧客からの信頼性向上と今後の営業活動への有利さ、300社以上への納入実績が示され、選ばれる理由が整理されている。
ミシンの試作検討、溶着機の導入後の効果確認など段階的な進め方は示されるが、中長期の課題検証や詳細スケジュールの記載は乏しい。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
産業用繊維製品という一般に認知の低いニッチ分野で、専用加工機による高品質化と差別化を図っている。
地域の製造業で従業員3名の雇用を創出しており、国が補助する雇用創出の理由として読み取れる。
溶着速度約3倍、段取り替え不要化などの改善があり、費用対効果を示す材料はあるが金額対効果の数字は示されていない。
特殊仕様機の開発や保全管理の変更は示されるが、デジタル技術や地域・サプライチェーン全体への貢献は弱い。
公開情報では判断できません。
山口県下松市の地域企業として全国へ納入し、地域の雇用創出にもつながっており、地域特性を活かした事業と読める。
数年後には当社製品の品質の良さがさらに知られ、受注が増えることが予想されている。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。