超精密ガストース製法プロセスの確立
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
ウマイ株式会社
成果完全密封の失敗率 1.3%→0.3%
| 事業者名 | ウマイ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 鳴門市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 真空 |
| 従業員数 | 7人 |
| 設立 | 1930年 |
現在の主力製品『鳴ちゅるうどん』は、鳴門市で江戸時代から続く郷土のうどんで、県内外で知名度が上がりつつある。うどんミュージアムのご当地うどん売り上げランキングでは常時5位以上となっている。れんこんやスダチ、古代米などを練りこんだ高付加価値商品を大手メーカーが参入しないニッチ商品として開発してきた。
抱えていた課題
やったこと
脱気及び完全密封可能な真空・脱気包装機を導入し、週2回程度の試作を行った。試作では、冷凍麺を完全密封包装で脱気し急速冷凍する方法、冷蔵麺を熱殺菌する方法、冷蔵麺に脱酸素剤を封入する方法、常温麺を熱殺菌する方法、常温麺に脱酸素剤を封入する方法の5工程を検証した。検証項目は生菌数(徳島県工業技術センターに依頼)、保存期間、体積の変化、テクスチャーと食味の変化(取引先や有名シェフに依頼)、冷凍時の冷凍効率の5項目とした。
| 加工機 | 脱気及び完全密封可能な真空・脱気包装機 |
|---|
新しい製品・サービス:れんこん・スダチ・米・古代米・鳴門金時・おから入りの高付加価値麺を、保存料等を使わず長期保存できる麺として開発した。
脱気により菌類の繁殖が抑えられ、冷凍効率も良くなって体積が減るため、1ケースに入る量が増えることが見込まれる。脱気率は麺へのダメージを避けるため最適値を調整中である。完全密封の失敗率は大きく下がり、導入機の習熟とともにさらに下がると見込んでいる。完全密封が可能になったことで、一玉ごとに包装を切らずに二玉続けて包装する二丁取も可能になり、作業効率が上がった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鳴ちゅるうどんの知名度やうどんミュージアムでのランキングなど過去の取組はあるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
ご当地うどん売上ランキング常時5位以上、大手が参入しないニッチ商品として開発と、市場と自社の強みが具体的に書かれている。
保存性が技術的障害と課題が示され、完全密封で保存性を高める方針はあるが、高付加価値化・成長への事業計画の詳細は薄い。
完全密封の失敗率が1.3〜1.4%から0.3〜0.4%に減少したとあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
従業員数7人と書かれているが、補助事業の遂行体制や事務処理能力についての記述はわずかである。
保存料無添加・国産100%無添加無着色、生協仕様麺として県外でも知られるなど、製品の価値と選ばれる理由が具体的である。
週2回の試作と5工程5項目の検証、今後の急速冷凍庫併設など、方法と今後の展望はあるが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
大手メーカーが参入しないニッチ商品として開発し、長期保存可能な無添加麺という同分野で高付加価値化を図る点が示されている。
郷土の特産品を用いた地域資源の活用はうかがえるが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は明記されていない。
完全密封の失敗率を1.3〜1.4%から0.3〜0.4%に減らし、1ケースの入量増加も見込むなど効果は示されるが、費用対効果の数値は乏しい。
真空・脱気包装で新たな市場を開拓し急速冷凍庫を併設する方針はあるが、サプライチェーン全体のイノベーションとしての記述は少ない。
公開されている事例からは読み取れません。
鳴門市の江戸時代からの郷土うどんや特産品を活かした商品開発として地域性が示されるが、雇用や地域成長への波及は書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
小規模なそば・うどん店は差別化された麺を製麺業者から調達する可能性があり、麺専門店以外の飲食店も新メニューとして麺を追加する場合があるため、提案手法を工夫して新たな市場を開拓する。さらに最新の冷凍技術を備えた急速冷凍庫を併設し、保存と食感・食味の向上に努める予定である。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
セラミックフィルターの採用による溶湯の清浄化、溶湯保持状態での脱ガス処理の改善、真空ダイカスト法の採用と改善を行った。
効果:歩留り 55%→90%