価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
さぬき麺業株式会社
| 事業者名 | さぬき麺業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 高松市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 設立 | 1926年 |
香川県が「うどん県」への改名を発表し、さぬきうどんの認知が全国的に広がった。県内のうどん店・産業は盛況である一方、特に価格と品質で競争が激化し、成長する事業者がいる一方で廃業する事業者もある。同社は観光土産や贈答品としてうどんを製造・販売し、外食店も運営しており、市場競争力を高めて成長の見通しを確かなものにする必要に迫られていた。
抱えていた課題
やったこと
工場長を筆頭とする5名のプロジェクトチームでゆで麺工程を洗い出し、生地成形の工程における機械のつなぎ目でのロス、監視作業による人的ロス、常温熟成によるムラという3つの問題点を特定した。これを解決するため、練麺機(円筒生地連続成形機)、円筒生地圧延装置、うどん(生地)熟成庫を導入した。機械の設置は福井工作所に設計・製作を依頼し、搬入・設置を行った。導入後は試験運用で製造量や品質を導入前と比較し、熟成庫で季節に左右されず一定温度で熟成させる製造マニュアルを定めた。品質検査では社内アンケートで30名中28名が新製法を美味しいと評価し、第三者機関による細菌検査では細菌数・大腸菌群・黄色ブドウ球菌がすべて異常なしだった。その後、マニュアルに従って本格稼働を開始した。
導入機械により生地のロスが解消され、機械の監視も1人体制で行えるようになり、生産コストが削減された。麺帯巻込方式の練麺機は圧延と成形を一体で行うため、グルテンの形成が促され、コシの強い生地ができるようになった。熟成庫で温度管理ができるためムラのない熟成が可能になり、品質が向上した。生地の製造スピードも上がったことで熟成に時間をかけられるようになり、製造能力も向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存のゆで麺製造の工程(生地成形・熟成・圧延)を分析し、課題を解消する設備導入を経営の競争力強化の流れに位置付けている。
うどん県の認知拡大で競争が激化する市場環境を踏まえ、価格と品質で優位に立つため生産工程を改良したと読める。
生地ロスや人的監視、熟成ムラという課題を特定し、導入設備で1人体制化とロス解消を実現した点が具体的。
年間売上39%の増加を見込むとしているが、根拠となる算定の記述は薄く、目標の妥当性は一定程度にとどまる。
5名のプロジェクトチームを立ち上げ、工場長を筆頭に工程洗い出しや試験運用を進めた体制が書かれている。
品質向上した製品を新規販売先へ提案する方針と、営業社員3名の雇用、お中元としての販売開始が書かれている。
設計から搬入までの日程、試験運用での熟成条件の最適化、社内アンケートと細菌検査による検証が段階的に示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ゆで麺市場の競争が激しいなかで品質の高い製品を志向しており、高付加価値化を図る方向性が読み取れる。
地域の製麺業の競争激化への対応とされるが、経済波及や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は弱い。
生産コストの削減分を新商品開発に充てる方針と、製造スピード向上による成果が示され、費用対効果の見込みが読める。
麺帯巻込方式の機械導入は工程改善にとどまり、デジタル技術や地域サプライチェーンへの貢献は記述されていない。
公開情報では判断できません。
香川県のうどん産業の地域特性を背景に、県内外で外食店9店舗を運営し、雇用を伴う事業を展開している。
郵便局や三越でお中元(贈答品)として販売を開始した。品質の向上した製品を新規販売先に提案し、売上の増加を見込んでいる。原価率は現状のままとし、生産コストの削減で得た差額を新商品の開発や新たな包材の作成に充て、競争力のある商品で売上増加をめざす。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。