シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
萩尾高圧容器株式会社
| 事業者名 | 萩尾高圧容器株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 新居浜市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
| 従業員数 | 55人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1961年 |
同社は四国地方に本社を置く金属製品メーカーで、家庭用・業務用の燃料供給に欠かせないLPガス容器を主力製品としている。地元四国では約50%の高いシェアを持ち、東北から沖縄まで幅広い顧客基盤がある。LPガス容器の流通ではデータ管理の負担が顧客にとって大きく、IT化の進展とともに効率化・省力化への市場期待が高まっている。一方、ガス容器の需要は一巡しており、新規顧客獲得には多様なニーズへの対応力が不可欠となっている。
抱えていた課題
やったこと
容器記号番号を工程上流で打刻し、工程下流で発生する容器データ(重量、製造年月、充てん期限等)を自動収集して紐づけ、データベース化する自動収集生産システムを設計した。自動収集した情報を基に総重量ラベルをラベルプリンターで貼付する仕組みとした。容器の法定質量・総重量はカメラ装置で自動的に読み取る画像処理システムを構築し、画像処理の認識精度を高めるため、照明などの仕様を検討・製作して画像処理データ装置と連動させた。画像処理システムは当初外部委託の予定だったが、社内開発担当の参画により自社開発に成功した。データベースシステムはコンピュータシステムメーカーの株式会社四国テクニカとの連携により構築した。
新しい製品・サービス:画像処理を用いた容器データ自動収集生産システム
容器識別情報を納品と同時に提供できるようになり、顧客の利便性が向上した。容器データの活用機会が広がり、製品価値が高まった。小ロット・短納期の強みに新たな付加価値が加わり、新規取引先の開拓にもプラスの効果が出始めている。法定質量・総重量の記録作業が自動化されたことで、コスト・納期が改善し、保安精度も向上した。また、プロジェクトリーダーを務めた中堅技術者のプロジェクト遂行力が向上し、人材育成面でもプラスの効果を得た。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
生産設備の自社設計・製作や高圧容器の技術蓄積を経て、容器データ自動収集を周辺需要拡大に位置付けており、既存事業との一貫性が読み取れる。
地元四国で約50%のシェアを持ち、2Kから50Kまで多様な容器を自社設計で対応できる強みを活かし、多様な容器情報ニーズに応える内容になっている。
人手によるバーコード貼付の作業負担・コスト・納期の課題を明確に認識し、自動収集システムで解決する実効性の高い計画になっている。
コスト・納期の改善と保安精度向上を目標とし、顧客への新規取引拡大も見込んでいるが、具体的な数値目標の記載は見当たらない。
開発担当の積極的な参画で画像処理システムを自社開発し、中堅技術者をプロジェクトリーダーに抜擢してPDCAで遂行しており、体制が確保されている。
顧客からの容器データ管理が商談で必ず話題になるというニーズの裏付けがあり、データ提供機能の強化で選ばれる理由が整理されている。
限られた期間でPDCAを回し、画像処理の認識精度向上を試作で検証する方法が示されており、遂行方法は概ね妥当である。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
容器データの自動収集は標準化が進まない多様なニーズに応えるもので、同分野で高付加価値化を図る内容として読み取れる。
流通の効率化・省力化が市場で期待される中、データ管理の負担を軽減する社会的意義があり、周辺需要の拡大にも言及している。
人手作業の削減によるコスト・納期の改善は述べられているが、補助金投入額に対する付加価値額増加などの数値的な費用対効果の記載は乏しい。
画像処理によるデータ自動収集とデータベース化を自社開発し、ノウハウとして他システムにも応用できる点で、業界の生産・流通のイノベーションに寄与し得る。
LPガス容器の流通の効率化は述べられているが、市場成長分野への進出や日本経済の構造転換に資する記述は弱い。
四国を地盤に愛媛県新居浜市で事業を展開し、地元シェア約50%を持つ地域企業として地域経済に寄与する事業と読み取れる。
本システムから得られるデータ利用を提案して新規顧客を拡大し、既存顧客の要望に応じてデータ提供機能を強化することで顧客利便性の追求を目指す。生産現場ではロボットの普及が進む中、社員の能力と主体性を高め、製販各部門の連携を強化して周辺分野でも需要を拡大する予定である。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。