価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
廣瀬製紙株式会社
| 事業者名 | 廣瀬製紙株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 高知県 土佐市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 49人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1958年 |
1次電池(使い捨て乾電池)の世界市場は成熟して横ばいで推移している。当社の主力製品は1次電池内部に使われる絶縁紙のセパレータで、国内シェアは約60%、海外でも約30%を占める。近年は中国をはじめとする海外製品との価格競争が激しくなっている。
抱えていた課題
やったこと
合成繊維紙の製造過程で出る切れ端や不良品などの損紙を回収し、再生して原料として使えるようにする装置を導入した。損紙は坪量と厚みが製品規格に入るまで、また製品幅にスリットする工程で廃棄されていた。導入した設備は、リサイクル原料溶解システム、高圧シャワー揺動装置、プレストップロール、パルパー希釈水面計である。溶解槽には水位センサを設け、溶解液面を一定に保つとともに、必要に応じて自動停止できるようにした。損紙を使うと汚れが付きやすいため、丸綱シリンダーの汚れ対策として高圧シャワー揺動装置を設置した。通常品より厚めに出るため、水分率のばらつき対策として強度を強化したTOPプレスロールを新作した。
新しい製品・サービス:ビニロン紙再生繊維配合シート(4品種)
試作品をユーザーに送付して評価を受け、再生原料の使用による物性への影響はないとの回答を得た。損紙を再利用することで廃棄される損紙の量が減り、原料コストの低減につながった。現在はビニロン原料の製品15種類程度のうち4品種のみ再生利用しており、製品化による効果が広がりつつある。低コスト化により競合可能となる市場を開拓する足がかりも得られた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存のセパレータ事業で国内シェア約60%を持ち、損紙再利用は過去の再生テストを踏まえた取組として経緯が示されている。
国内シェア約60%、海外約30%と自社の強みを示し、中国等との価格競争への対抗策として損紙再利用によるコスト削減を位置づけている。
損紙の廃棄とコスト高を課題として挙げ、再生原料で4品種の試作品をユーザー評価し物性影響なしとの回答を得ている。
高付加価値創出や賃上げの数値目標は書かれていない。低コスト化の方向性のみで、目標値は読み取れない。
設備導入や社内外での試作評価を行ったと書かれているが、人材や事務体制の具体的記述は薄い。
電池用セパレータの用途、主にアルカリ乾電池の部材で使われることや、ユーザー評価で選ばれる条件が具体的に書かれている。
今後10品種程度へ拡大する目標と課題解決の方向は示されているが、スケジュールは約1年の市場調査程度で具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
1次電池市場は成熟・横ばいと明記され、損紙再生は世界初の試みと書かれ、一般的な普及度は低い分野と読める。
産業廃棄物発生量の低減には触れているが、雇用創出や波及効果など国が補助する理由は具体的に書かれていない。
原料コスト削減と産業廃棄物低減が目的とされているが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
環境配慮とリサイクルは示されるが、先端デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は読み取れない。
環境・エネルギー分野の1次電池材料市場を対象とすると述べるが、構造転換との関係は明記されていない。
高知県土佐市の製紙会社とあるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
今後は品種ごとの課題を解決し、最終的に10品種程度をリサイクル可能にする計画である。再生原料の配合率を上げる可能性も検討している。低コスト化を生かして競合可能な市場を約1年かけて調査し、獲得したユーザーへの販売を始める予定である。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
直径8mmのマイクロアクチュエーターを搭載してメカ機構部を小型化し、ペン型を実現する設計開発を行った。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃