ものづくり補助金平成24年度福岡県

アルミ整形における切削加工からプレス加工への工法転換

株式会社高山プレス製作所

成果生産スピードの大幅アップによるコストダウン、短納期化及び受注拡大を目指した。

この事例のポイント

  • アルミニウム材の成形では、別工程の切削加工が必要になり、リードタイムが長期化するおそれがあった。
  • 2013年に160トンサーボプレス機を導入した。
  • 生産スピードの大幅アップによるコストダウン、短納期化及び受注拡大を目指した。160トンサーボプレス機の導入により、複雑な加工をミスが少なく連続で行えるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社高山プレス製作所
所在地福岡県 古賀市
業種金属製品製造業
技術分野金型
従業員数65人
資本金2,000万円
設立1946年

事業の背景

鉄やステンレス、銅など多様な材料を使い、抜き、曲げなどの加工技術で、主に自動車関連部品向けの精密プレス加工品を製造している。自社で金型設計まで手がけ、設備導入にも積極的に取り組んでいる。アルミ成形では機械加工や板厚の異なる部品で構成された製品を、プレス加工へ転換する必要があった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力アルミニウム材の成形では、別工程の切削加工が必要になり、リードタイムが長期化するおそれがあった。
  • 品質・精度板材を圧力をかけてプレス加工する際、圧力の加わり方によって不良品が発生し、生産性が低下するリスクがあった。
  • 新製品・新技術家電製品向けの引き合いを機に、より高精度で複雑なプレス加工を実現する必要があった。

やったこと

2013年に160トンサーボプレス機を導入した。サーボプレス機はプレスの動きや速さを自由に調整でき、製品に最適なモーションを設定できる。高い剛性(変形に抵抗する性質)を持つ機械設備により、短時間で高精度のプレス加工を可能にする生産体制を構築した。厚板材を用いたプレス加工に工法転換し、精密鍛造プレス加工の技術開発により、機械加工や板厚の異なる部品で構成されていた製品を一体で実現した。

加工機160トンサーボプレス機

新しい製品・サービス:精密鍛造プレス加工によるアルミ成形品

事業の効果

  • 生産スピードの大幅アップによるコストダウン、短納期化及び受注拡大を目指した。

160トンサーボプレス機の導入により、複雑な加工をミスが少なく連続で行えるようになった。当初は成形精度が低くバリが発生することもあったが、時間の経過とともに製品化できるようになった。全体的な生産スピードも向上し、より高精度なプレス加工品を対外的な技術力の高さとして示せるようになった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性67%
  • これまでの取組との一貫性3

    1980年に NC加工機やCAD/CAMを導入し、2001年に九州で初めて量産用サーボプレス機を導入したとあり、設備導入を続けてきた経緯は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    自動車業界向け部品加工が事業の中心で、家電製品向けの引き合いを機に投資したとあり、市場動向は読み取れるが、競争優位の根拠となる数値や比較は書かれていない。

  • 課題の認識と解決4

    アルミの切削加工から精密鍛造プレスへの工法転換で、生産スピードの大幅アップ、短納期化、受注拡大を目指したと具体的に書かれている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産スピードの大幅アップや短納期化は述べられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    自社で金型設計まで手がけ、技術者に導入の意義を共有したとあり体制の一端はうかがえるが、人材や事務処理能力の具体的な確保状況は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    高精度なプレス加工品を製品化でき対外的に技術力を示せる点、顧客の依頼への対応は読み取れるが、ターゲットや選ばれる理由は整理されていない。

  • 事業化までの道筋3

    立ち上げ当初は成形精度が低くバリも出たが時間の経過とともに製品化できるようになったとあり、課題と解決の流れは読み取れるが、スケジュールは具体的でない。

  • 財務と資金の調達2

    書類申請などの負担に触れ、自社資金だけではためらう場合に後押しになるとあるが、財務状況や調達額の具体的記述はない。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    160トンサーボプレス機で高精度なプレス加工が可能になったとあるが、普及度や同分野での高価格化の水準は書かれていない。

公的補助の必要性40%
  • 波及効果・雇用1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 費用対効果2

    生産スピードの大幅アップやコストダウンを目指したとあるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果は数値で示されていない。

  • イノベーションへの貢献3

    サーボプレス機の導入でプレス加工を高度化し、九州で初めて量産用に導入したとあり先進性は読み取れるが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    福岡県古賀市の製造業であることは示されるが、地域の特性を活かした雇用や経済成長への言及は書かれていない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

事業者の声

可能性を広げるきっかけになった

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。