多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
池亀酒造株式会社
| 事業者名 | 池亀酒造株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福岡県 福岡県久留米市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 9人 |
| 資本金 | 1,600万円 |
| 設立 | 1875年 |
1875年に創業し、主に「レギュラー酒」と呼ばれる日常で親しまれる酒を生産して伝統を守ってきた。ワインやリキュールなど食文化の多様化により、日本酒の消費を取り巻く環境は刻々と変化している。こうした中で、大量生産から多品種少量への転換が求められていた。
抱えていた課題
やったこと
日本酒を造る際にもろみを絞る圧搾工程に、従来の約3分の1に小型化した自動圧搾機を導入した。小型機では時間をかけてじっくり搾ることで「粗走り」「中垂れ」「責め」を分けて搾り、味わいを変えられるようにした。酒袋や酒槽を使った昔ながらの伝統的な搾り方に近づけ、付加価値の高い製品を作ることを狙った。圧搾後の瓶詰めはすぐに行い、鮮度を保つようにしている。
| 加工機 | 自動圧搾機 |
|---|
新しい製品・サービス:香りや味わいが異なる三つのタイプの商品
香りや味わいが異なる三つのタイプの商品化が可能になり、商品の幅が広がった。ろ布の着脱や洗浄に手間がかかるという以前からの課題も解決している。2018年の第7回福岡県酒類鑑評会では出品した5商品が金賞を取り、多品種少量の商品で個性を発揮している。社員の酒造りへの意識が変わり、各工程の最適化を考え検証するようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
「酒造り全体の工程を見直す契機に」とあり、過去の取組との一貫性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは記載が薄い。
大手酒造会社には難しい多品種少量の商品で個性を発揮と書かれ、強みは示唆されるが市場動向との関係の記述は少ない。
大型圧搾機の均質化による課題を認識し、小型圧搾機への導入で多品種少量化へ転換したとの具体的な経緯が書かれている。
2018年の福岡県酒類鑑評会で5商品が金賞とあるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がなく、わずかにうかがえる程度。
補助事業の申請はほぼ自力で進めたとあるが、体制や人材の具体的な記述は乏しい。
大型圧搾機では味が均質になる課題に対し、小型機で多品種少量の商品化が可能になったと、選ばれる理由が具体的に書かれている。
ろ布の着脱や洗浄の手間という課題の解決効果は触れられているが、スケジュールや中長期の検証方法は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
大型圧搾機では困難な多品種少量・高付加価値の日本酒を商品化し、大手では難しい個性を発揮していると書かれている。
伝統的な酒造りの工法の再現や地域の産地との差別化に触れるが、雇用や波及効果の記述は乏しい。
鑑評会で5商品が金賞を取った成果は書かれているが、補助金投入額に対する付加価値額の増加は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
久留米市三潴町の地元酒造として伝統的な酒造りを守る点は読み取れるが、地域経済への波及の記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
バラエティーに富んだお酒を
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分