価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
東亜工機株式会社
成果溶解から鋳込み完了までの時間 3時間/溶解→1時間/溶解
| 事業者名 | 東亜工機株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 鹿島市 |
| 技術分野 | 鋳造 |
| 従業員数 | 297人 |
| 資本金 | 1.56億円 |
川下ユーザーから中速エンジン向け中小型船舶用シリンダ・ライナを始めとする小型多品種鋳物へのニーズが高い。製品ごとに合金元素や特殊元素を0.01%から0.001%台の範囲で精密制御する必要がある。
抱えていた課題
やったこと
現有の3トン中周波誘導炉に替えて1トン中周波誘導炉を導入し、中速エンジン向け小型シリンダ・ライナの耐摩耗性・強度向上のための合金設計と、船尾管シールライナのシール性向上のための微量元素処理の研究を進めた。溶解操業では溶湯成分や溶湯処理効果を精密に制御する技能を磨いた。自社が開発した制振性遠心鋳造法などの特殊鋳造法も活用し、高性能品の製造技術を構築した。
新しい製品・サービス:中速エンジン向け小型シリンダ・ライナ、船尾管シールライナ、コンプレッサ用合金鋳鉄ライナ
1トン中周波誘導炉の導入で製品に応じた最小限の溶湯での製造が可能になり、溶湯成分を高精度に調整でき、高温大気下での溶湯保持も不要になったため、溶湯性状の品質が高まった。溶解から鋳込みまでの時間が短縮され、エネルギー原単位も下がって省エネ操業が可能になった。新型遠心鋳造機との組合せで生産性が大きく向上し、欧州製品との品質・価格面の優位性が高まって販売拡大につながっている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
舶用小型鋳鉄品の高機能化ニーズへの対応として1トン中周波誘導炉を設置したと書かれ、過去の遠心鋳造法の取組との関連はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは詳しく書かれていない。
川下ユーザーからのニーズや欧州製シリンダライナとの品質・価格面の優位性に触れ、自社の制振性遠心鋳造法を活用する点まで具体的に読み取れる。
3トン炉では約3時間、1トン炉では計約8時間、製品1トン当たり853kWHから770kWHへと課題と効果が数字で示され、実効性の根拠がある。
生産性の大幅向上やコストダウンへの言及はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は示されておらず、実現可能性を数値で判断しにくい。
従業員数297人と記載はあるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制についての具体的な記述は読み取れない。
中小型船舶用シリンダ・ライナの製品特性、国内外エンジンメーカーへの販売推進、欧州製品との品質・価格面の優位性が具体的に書かれている。
平成26年度の新型遠心鋳造機増設や販売推進などの時期は示されるが、課題解決の方法を含む詳細なスケジュールは薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
中速エンジン向け小型シリンダ・ライナで高性能品製造を目指す点はうかがえるが、分野の認知度や高価格化の水準は具体的に示されていない。
川下企業のニーズ、舶用・発電用ガスエンジン部品の供給に触れるが、波及効果や雇用創出についての記述は薄い。
投入設備の効果として時間短縮、省エネ原単位、材料ロス削減などが数字で示され、費用対効果の根拠がある。
特殊鋳造法や新型遠心鋳造機の活用は書かれるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献についての記述は限られる。
公開情報では判断できません。
佐賀県鹿島市の事業所であることは分かるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は薄い。
平成26年度に新型遠心鋳造機を増設して生産能力をさらに高め、国内外の舶用エンジンメーカーや発電エンジンメーカーへの販売を推進する計画である。船尾管シールライナの増産、欧州市場の開拓、舶用・発電用各種小型鋳物の製造技術開発と販売促進も進める。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。