多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社ファインデンタル
成果総作業時間 286分→256分
| 事業者名 | 株式会社ファインデンタル |
|---|---|
| 所在地 | 三重県 名張市 |
| 業種 | 医療業 |
| 技術分野 | 粉末治金 |
| 従業員数 | 15人 |
| 資本金 | 1,700万円 |
歯科業界ではデジタル化が進み、口腔内を直接スキャンして製作する工程へと変わりつつある。使用素材は高騰する金属に代わって、審美性や強度に優れたジルコニアが広がっている。当社は創立から30年を経た15名の技工所で、ジルコニア技工物の工程見直しと製作本数の増加を課題としていた。
抱えていた課題
やったこと
ジルコニア素材の技工物をCAD/CAMで設計し、最終形態に近い形状に削り出したうえで、焼結・着色・最終仕上げまでを自社で行う体制を構築した。ゼノテックファイヤー(焼結炉)を導入し、ジルコニアに直接浸透させる着色で色再現の自由度を高めた。フルジルコニアクラウンの全工程を自社で製作して従来工法との違いを確認し、各工程の作業時間を測定して平均786分と把握した。歯科医院から求められる色合いを導き出す早見表と16色の色見本を作成し、規則性を整理した。技術者間のディスカッションを重ねて「作業手順書」「作業要領書」を作成し、多能工化と技術共有を進めた。
新しい製品・サービス:フルジルコニアクラウン(独自の直接着色による色再現技術)
フルジルコニアクラウンの製作を自社で行えるようになり、自費の差し歯やインプラントのCAD/CAM製作本数は1年間で1.4倍に増えた。総作業時間は286分から256分、製作日数は15日から8日に短縮され、工程数も17から13に減った。外注費の内製化によって約12%のコストダウンが実現し、色再現技術は他社との差別化につながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
従来の陶材手法の課題から内製化へ取り組んだ経緯は読めるが、事業の経営戦略上の位置づけは明記されていない。
高騰する金属から審美性・強度に優れるジルコニアへの市場変化を踏まえ、独自の色表現で他社との差別化を図る内容が具体的。
外注費が売上の38%を占める課題を把握し、内製化で約12%のコストダウンを実現した点が数字で示されている。
製作日数15日から8日、総工程数17から13など数値目標と結果が示され、実現性の裏付けがある。
技術者間の議論や作業手順書の作成で多能工化を図り、体制整備に取り組んだ具体的記述がある。
歯科医院から求められる色合いの早見表と16色見本を作成したとあるが、ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
取り組みの目標と工程ごとの作業時間把握、改善への言及はあるが、中長期のスケジュールは示されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
グラデーション着色のジルコニアを既製品として差別化し、高い表現力を持つ技工物を製作する点が具体的。
地域の雇用や波及効果への直接的記述はなく、歯科のデジタル化への貢献がわずかにうかがえる程度。
製作本数が1.4倍、製作日数の短縮、コスト削減など効果は示されるが、補助金額との費用対効果は書かれていない。
CAD/CAMとジルコニア内製化によりデジタル技術を活用し、口腔内スキャンで歯科医院とデジタルにつながる構想が示されている。
歯科業界のデジタル化の流れに対応する取り組みとして位置づけられ、構造転換への言及がうかがえる。
公開されている事例からは読み取れません。
ジルコニア材料の製品は自社の主力製品に成長し、細かい表現力への需要は安定している。今後は口腔内スキャンなどで歯科医院とデジタル情報で直接つながる関係を構築していく計画である。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
内面研削工程に、従来の内径研磨盤に代えてNC内面研削盤を導入した。
効果:加工時間 48秒/本→40秒/本