小型製品用高機能表面塗装システムの試作開発
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
株式会社中島製作所
| 事業者名 | 株式会社中島製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1925年 |
当社は大正14年の創業以来、下請けとしてプレス加工、機械加工、精密板金、溶接、組立の技術を蓄積してきた。平成元年に約7億円だった売上はリーマンショック直前に約3倍の20億円まで伸びたが、その後の不況で約7億円まで減少した。新興国の台頭により製造業のコスト削減圧力も強まり、構造の転換が必要になっている。2010年から自社製品開発チームを立ち上げ、保温カートやマイクロ波再加熱カートを開発して販売を始めた。
抱えていた課題
やったこと
マイクロ高圧純水洗浄を、40℃のろ過水噴射とブラシ洗浄1回に変更し、油分・鉄粉の除去効果を高めた。剥離した油分や鉄粉はフィルターで回収し、処理水は温水ろ過を4段階行って再生・回収する。洗浄後の製品は上下からエアーナイフを2段階に分けて当てて完全に乾燥させ、ワークを自動で搬出する。これらを自動搬送ライン上で連続して行う油分・鉄粉の自動除去装置を試作した。
新しい製品・サービス:マイクロ波再加熱カート(既存機を超える加熱技術を佐賀大学と共同開発中)
プレス品の油分・鉄粉を完全に除去できるようになり、食の安全を保証できるようになった。作業を自動化したことで拭き上げ作業が不要となり、部品のコストを削減できた。有機溶剤を一切使わなくなったため、環境への影響や作業時の安全上の問題も解決した。計画どおりの能力を持つ洗浄機が完成した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
創業以来のプレス・機械加工の蓄積から自社製品開発へ移行し、マイクロ波再加熱カート開発に一貫性があると読み取れる。
他社との差別化は多種少量・短納期対応とあるが、市場における優位性を裏付ける数値は乏しい。
部品コスト削減と異物完全除去という課題を明示し、洗浄装置で解決する計画が具体的に書かれている。
販売台数は年50〜100台と示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
大学との共同開発や過去の受賞に触れるが、本事業を遂行する人員や体制の具体的記述は少ない。
製品の安全性や環境負荷低減といった価値と、市場規模・目標販売台数の数値による裏付けが示されている。
成果として残課題(最小ワーク搬送、ランニングコスト削減)を挙げ、改善を続けて事業化する方針が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
マイクロ波加熱を用いた業界初・世界初の再加熱機と特許出願があり、新規性の高さが具体的に示されている。
医療・福祉分野向け開発型企業への転換を掲げるが、雇用創出や波及効果の定量的記述はほぼない。
部品コスト削減や拭き上げ工程の廃止に触れるが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
マイクロ波加熱やエアーナイフ等の技術は使われるが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明示されていない。
医療・福祉分野への進出と下請けからの脱却が語られ、構造転換への意図がわずかにうかがえる。
佐賀県の企業として地域に立地するが、地域特性を活かした経済成長への言及は薄い。
今後は最小ワーク(80×80程度)をスムーズに搬送することと、ランニングコストを下げることが事業化の主な課題である。補助事業終了後も改善を進めて事業化を目指す。マイクロ波再加熱カートの市場規模は1000台から3000台へ拡大する見込みで、当社の目標販売台数は年50台から100台としている。
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年