コジェネ、省エネ給湯器向け高精度、薄肉、極小曲げステンレスパイプの試作開発
新たにCNCパイプベンダーと画像寸法測定器を導入し、ステンレスパイプの開発を進めた。
効果:不良率(従来比) 1倍→0.1倍
株式会社シマブン
成果金型費用 1,000万円→625万円
| 事業者名 | 株式会社シマブン |
|---|---|
| 所在地 | 佐賀県 佐賀県三養基郡みやき町 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | プラスチック成形加工 |
| 従業員数 | 27人 |
| 資本金 | 6,000万円 |
当社は元々、大手浴室メーカーに排水ユニットをOEMで供給していたが、ユニットバスの普及に伴い需要が低迷した。そのため2003年から排水メーカーのノウハウを活かし、樹脂製グレーチングを独自に開発・販売してきた。樹脂製グレーチングの売上は年率50%の伸びで好調に推移し、2012年には2.0億円となった。当社製品の主市場である医療・高齢者施設、病院の浴室内グレーチングは高齢化により年率10%程度の伸びが見込まれる一方、認知度の高いステンレス製のH20・H15が主流で、ステンレス対樹脂は61対38である。
抱えていた課題
やったこと
構想案について概略設計を行い、部品費用、金型費、工数を算出して原価検討を実施した。原価検討の結果、一体型から機能別部品に分離した構成に変更し、金型費用を625万円に抑えた。図面作成、3D CADによる3D図面作成、CAMソフトによる切削データへの変換、3D加工機での切削加工を繰り返し、金型修正が不要な図面と試作品を完成させた。加工サイズ500(X)×400(Y)×155(Z)mmに対応し、精密な加工と仕上がりの美しさ、刃物の自動交換による管理のしやすさを選定ポイントにローランド製3D加工機を導入した。取外具は従来の引き上げ方法の不具合から別方式を考案し、試作を繰り返して操作性を確定させた。屋外使用の増加に対応して耐候性を高めた材料を選定し、トライ品の不具合箇所を金型メーカーに修正させた。
新しい製品・サービス:樹脂製グレーチング H15 逆目タイプ
業界初の最低高さ15mm逆目タイプについて、規格荷重に耐えるグレーチング構造と性能・組立性を満足させる商品化の見通しが立った。当社の特長である安全性や冷たくない素材感を活かし、浴槽の排水や浴室、ベランダ等の出入口での採用が見込まれる。販売は発売当初から年々倍増してきた実績があり、逆目タイプの売上は1年目100万円から3年目6000万円、5年目7600万円を計画している。
代理店などへの打診では好評で、すぐにでも商品化してほしいとの要望が多い。早期商品化を目指し本格販売を計画しており、金型は販売に合わせて量産への転用を予定している。
新たにCNCパイプベンダーと画像寸法測定器を導入し、ステンレスパイプの開発を進めた。
効果:不良率(従来比) 1倍→0.1倍
バレルの変形による挟まり不良を防ぐため、長期間にわたり変形の少ないC社製バレルに更新した。
高精度測定機「CNC形状・寸法測定機」を新規に導入した。
効果:不良率 15%→0%