ものづくり補助金平成24年度神奈川県

騒音対策技術を活かした住宅リノベーション及び新設住宅用住宅材料の開発

株式会社静科

成果同じ敷地で建てられる階数 10階→11階

この事例のポイント

  • 主力の工業・産業用防音材「一人静」シリーズが売上の全てを占めており、景気悪化の影響を受けやすい。
  • 住宅の床や内壁・外壁にも使える防音材の開発に取り組み、補助事業期間中に特許取得を目指した。
  • 同じ敷地で建てられる階数 10階→11階。開発により、住宅用の床材と壁材の両方に使える防音材の提供が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社静科
所在地神奈川県 厚木市
業種その他の製造業
技術分野切削加工
従業員数8人
資本金1,430万円
設立2006年

事業の背景

株式会社静科は工業・産業用の防音材「一人静」シリーズを製造・販売しており、その製品が当社売上の全てを占めている。建築業界や自動車業界の好況で景気は回復基調にあるが、防音対策は景気悪化の影響を受けやすい。アベノミクスの施策の中で全国の空き家が800万戸以上あることを知り、住宅のリフォームやリノベーション需要に着目した。1戸あたりの平均床面積は約66㎡とされ、床材と壁材の両方を供給できれば大きな市場に食い込めると考えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑主力の工業・産業用防音材「一人静」シリーズが売上の全てを占めており、景気悪化の影響を受けやすい。
  • 集客・繁閑音楽空間向け製品は海外での評価は高いものの、国内の音楽需要が減少傾向にある。
  • 新製品・新技術工業・産業用に強みがあるが、住宅産業には進出できていなかった。

やったこと

住宅の床や内壁・外壁にも使える防音材の開発に取り組み、補助事業期間中に特許取得を目指した。床材「一人静Grand」は強度があり歩行性を保ちつつ、畳よりも安全性が高いことが分かった。防音床の厚さは従来の約1/10にでき、高速道路の防音壁基準である風速45m/sにも耐えうるため、壁材としてダンパーの代わりに埋め込むことで耐震性を高められる。吸音・遮音性能に加え、調湿性能、耐水性、不燃性、断熱性、ホルムアルデヒドの吸収分解性能を持たせ、公的試験機関で機能を証明しながら顧客の声を聴いて開発を進めた。

新しい製品・サービス:床材「一人静Grand」

事業の効果

  • 同じ敷地で建てられる階数 10階→11階

開発により、住宅用の床材と壁材の両方に使える防音材の提供が可能になった。防音床は従来より大幅に薄くでき、低い音も防音できるため住空間の拡大につながる。軽量で施工が楽になり、施工まで含めた費用は抑えられる見込みである。特許取得により社員が技術力に自信を持ち、社員の意欲向上にもつながった。

今後の展望

今後は顧客が全国に広がっていることを背景に、海外展開も視野に入れている。特許を活用し、社員一人一人が経営者感覚で働ける会社を目指している。

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出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。