シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
菱計装株式会社
| 事業者名 | 菱計装株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 長崎市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 130人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
当社は昭和44年に安達商店株式会社から分離独立して設立された電気機械器具製造メーカーである。事業の柱は防衛機器、発電プラント、宇宙機器、特殊金属溶接技術の4つである。ダイヤモンド研削砥石は精密部品の製作に広い分野で使われているが、品質確認は長年熟練技術者の経験に頼ってきた。
抱えていた課題
やったこと
佐世保高専の研究者が考案した、砥粒切れ刃の数値データ化技術を基に検査装置を開発した。砥石の加工寄与表面に配置された微細な砥粒の状態を全自動画像取得用カメラで撮影し、パソコンに取り込んで砥粒切れ刃の特性を自動解析し、数値データ化する仕組みである。当社が砥粒解析ハードウエアの開発を担当し、画像処理ソフトウエアは専門の外注先会社と協議しながら開発を進めた。その他に外注先企業5社の協力も得た。平成27年4月に社長直轄の「特命開発室」を設置し、スタッフ4人を配属して、研削砥石検査装置の研究開発と商品化を同室で推進した。基本型が完成し、PR機として販促活動に使用した。
新しい製品・サービス:研削砥石検査装置
展示会出展後、自動車部品メーカーの担当者から当社に直接問い合わせが来ている。砥石メーカーには派生型の検査装置を1台納入できた。佐世保高専の考案者からは次の技術の共同開発と事業化の提案が来ている。既存の高倍率光学顕微鏡は微小エリアを目視観察するもので、数値データとして取得できないため競合しない。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
防衛・発電・宇宙・溶接など培った技術を駆使する取組で、特命開発室での推進とあるが、経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
熟練者の目視検査によるムラという課題と、自動車部品・電子半導体の成長市場、展示会での問い合わせに触れており、外部環境の認識はある程度読める。
熟練者目視によるムラを課題として認識し、画像取得と数値化で解決する方針を示しているが、高付加価値化や成長の数値目標は示されていない。
付加価値の増加や賃上げの目標値は書かれておらず、砥石メーカーへの1台納入などの実績がわずかにうかがえるのみである。
特命開発室にスタッフ4人が配属され、高専研究者や画像処理ソフト会社、外注先5社との協議・協力体制が具体的に書かれている。
熟練者目視のムラという課題、展示会での自動車部品メーカーからの問い合わせ、砥石メーカーへの納入など、ターゲットとニーズの裏付けが書かれている。
PR機から砥石メーカー向け型、加工機メーカー向け型、高機能型へ順次発展させる段階が示されているが、期間や詳細な方法は書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
従来は目視で、類似装置は高倍率顕微鏡しかなく数値化できる競合製品はないとし、新市場を開拓する点が具体的に書かれている。
自動車部品や電子半導体の成長産業への波及、市場の急速な拡大への期待がわずかに触れられている程度である。
公開情報では判断できません。
画像取得カメラとパソコンによる砥粒切れ刃の自動解析・数値データ化という先端的なデジタル技術の活用が具体的に書かれている。
成長産業である自動車部品・電子半導体の市場開拓に触れているが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
公開情報では判断できません。
砥石による加工対象は自動車部品、電子半導体などの成長産業が主力と考えられ、その他の砥石ユーザーを含めると市場性は有望である。砥石メーカーからの要請でプロトタイプ機によるデータ提供も行われており、潜在ニーズは大きいと推測される。今後は砥石メーカー向け型、加工機メーカー向け型、砥石加工性能予測機能を備えた高機能型へ順次発展させる考えである。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
坂道や路側などでの車体の傾斜を検出するセンシング機能を開発した。
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年