熱風装置付加キュポラ溶解による高強度鋳鉄の生産プロセス強化
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
南九州コンクリート株式会社
| 事業者名 | 南九州コンクリート株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 八代市 |
| 業種 | 窯業・土石製品製造業 |
| 技術分野 | めっき |
| 従業員数 | 33人 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 設立 | 1941年 |
当社は宅地用のL字型擁壁や側溝、農業用製品などのコンクリート二次製品を製造している。数年前から火力発電所で石炭を燃焼した際に生じるフライアッシュをセメントの置換材として使えないかを模索していた。当時、県内ではフライアッシュ混和材を使ったコンクリート二次製品の使用例は少なかったが、関東など都心部では多く使われていた。
抱えていた課題
やったこと
既存の製造プラントに組み入れる形で製造設備を導入し、試作品を製作しながらフライアッシュ混和材を使用する際の最適なコンクリート配合のノウハウ確立を図った。「海砂+砕砂」「砕砂のみ」「海砂+川砂」のそれぞれにフライアッシュを加えて試作品を製作し、製品としての評価を行った。
新しい製品・サービス:フライアッシュ混和材を使用したコンクリート二次製品
フライアッシュ混和材を使用した製品が製造可能であることが検証でき、必要な技術を確立した。すべての配合で十分な強度が確認され、表面性の悪化も見られなかった。フライアッシュにより流動性が高まり、水密性の向上で表面が滑らかになり、ひび割れもしにくく長期強度も高くなった。事業完了翌年までに八代本社工場の全製品をフライアッシュ配合に切り替え、リサイクルマークを付けて競争力が強化された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
フライアッシュ混和材の活用を模索してきた経緯が述べられ、事業の方向性は読み取れるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
県内産フライアッシュの地産地消や、関東など都心部での使用例に触れており外部環境への言及はあるが、競争優位性の定量的裏付けは薄い。
原材料費削減や環境負荷低減という課題認識は示されるが、高付加価値化の効果を数値で示す記述はない。
付加価値の向上や賃上げを具体的に示す目標値は記載されておらず、実現可能性を判断する数値が読み取れない。
既存プラントを改造し試作と配合ノウハウ確立を進めた経緯から体制はうかがえるが、人材や事務体制の記述は薄い。
流動性向上、水密性向上による表面の滑らかさ、ひび割れしにくさ、長期強度向上など製品価値とその理由が具体的に示されている。
試作後に本社工場の全製品をフライアッシュ配合へ切り替えたとあり、中長期の展開は示されるが、スケジュールの詳細は不明。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
フライアッシュ配合による高付加価値化やリサイクルマーク付与で競争力を高めたとあるが、分野全体での普及度との比較は示されていない。
県内産フライアッシュの地産地消や、自治体の環境配慮製品採用の進展に触れており、地域への波及が読み取れる。
投入額に対する付加価値増加や生産性向上を示す数値は記載されておらず、費用対効果は判断できない。
公開情報では判断できません。
廃棄物の再利用による環境負荷低減に触れているが、日本経済の構造転換に資する記述は明確でない。
県内産の材料を用いた地産地消の製品で、熊本地震後の需要に対応するなど地域特性を活かした事業とうかがえる。
熊本地震以降L字型擁壁の需要が高まっており、河川向けの製品開発も模索している。県内自治体でも環境配慮型製品の採用が進んでおり、公共工事での採用を期待している。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%