NC工作機械メーカー、材料供給メーカー等と共同開発した「NC複合自動旋盤」の導入による新たな事業分野への進出及び雇用の創出
空気圧シリンダー部品は気密性を確保するため非常に高い加工精度が求められ、微細なキズがつかないよう材料搬入から納品まで厳密な管理が必要だった。
効果:1本あたりの加工時間 59分→13分
株式会社内野ケルン
| 事業者名 | 株式会社内野ケルン |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 出水市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 38人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1986年 |
同社は自動車産業やカメラメーカー等の機械部品の円筒研削加工を手がけている。従来の円筒研削は一軸のみの制御で、複雑な研削加工ができなかった。そのため、異形研削加工の受注が同業他社に流出していた。
抱えていた課題
やったこと
ハンドル付CNC円筒研削盤を導入した。オリジナルの機能が付加された機種を採用し、カスタマイズされた装備を加えて広範囲の高精度加工が可能な機種を選定した。選定した機械は専門業者が設置し、加工技術の修得を行った。角度やコーナーR(円形)物の加工見本を作成し、各得意先にサンプルとして提出して検証を受けた。内面加工では試運転開始時に砥石のビビリで面精度が荒れ寸法精度が出なかったため、成形方法を荒仕上げ・中仕上げ・本仕上げの三段階に分けて解決した。
同時2軸制御と砥石先端の小径R加工装置により、高精度で複雑な形状加工が可能になった。オイルシール関連部品ではシール効果が向上し、耐久性が高まった。ハンドルによる手動微細送りで操作性が向上し、能率が上がって多数個から単品まで対応できるようになった。これまで受注できなかった異形加工の受注獲得と納期短縮が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
従来の一軸円筒研削では異形加工に対応できなかったという過去の課題を起点に、既存の円筒研削事業を広げる取組として位置づけられている。
自動車産業やカメラメーカーの異形加工が同業他社に流出していたこと、内製化で納期を短縮できることを踏まえ、競争力を高める内容になっている。
複雑形状に対応できないことや納期の長さという課題を明示し、同時2軸制御機の導入と砥石先端小径R加工装置で解決する計画が示されている。
受注拡大や雇用安定を目指すとあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されておらず、実現可能性は読み取りにくい。
専門業者による機械設置や加工技術の習得が計画されているが、担当人材や事務体制の具体的な記述は薄い。従業員38人という規模のみ読み取れる。
自動車産業やカメラメーカーを顧客ターゲットとし、角度付筒や R 成形の加工見本を得意先に提出して検証してもらったとある。
機種選定、設置、試作の順序と、内面加工の振動課題を三段階の成形で解決した経緯は書かれているが、時期や期間の記載がない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
異形加工の受注を同業他社から取り込むという方向性と、オイルシール部品の耐久性向上が書かれているが、市場での希少性を示す記述は薄い。
県内における受注拡大、雇用の維持安定、県内需要の拡大に言及しているが、波及効果の規模を示す数字は書かれていない。
納期短縮や多数個から単品までの対応による能率向上はうかがえるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果は示されていない。
同時2軸制御や手動微細送りの改善はうかがえるが、先端的なデジタル技術や新たなビジネスモデルへの言及はない。
公開情報では判断できません。
県内における受注拡大、雇用の安定、地域需要の拡大を目指すと明記されているが、地域の特性を活かした具体的な付加価値の内容は薄い。
同業他社に流出していた異形加工の受注を取り込み、納期短縮で顧客との結びつきを強めて他の加工品も呼び込む。県内の需要拡大と雇用の維持安定につなげ、異形加工技術の高さをアピールしていく。
空気圧シリンダー部品は気密性を確保するため非常に高い加工精度が求められ、微細なキズがつかないよう材料搬入から納品まで厳密な管理が必要だった。
効果:1本あたりの加工時間 59分→13分
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%