ものづくり補助金平成24年度鹿児島県

本格芋焼酎の発酵・製造工程における酒質影響要因の解明と新規酒質の開発

小正醸造株式会社

この事例のポイント

  • 本格芋焼酎の品質は発酵工程などの製造工程の諸要因で大きく変わるが、その要因と酒質の関係はまだ不明な点が多かった。
  • 製造現場規模の試験ができるステンレスタンクを導入し、主力商品である「赤猿」と「黄猿」のベースアップに取り組んだ。
  • 既存製品のベースアップにより酒質と利益率が向上し、原価率の改善につながった。

事業者のプロフィール

事業者名小正醸造株式会社
所在地鹿児島県 鹿児島市
業種食料品製造業
技術分野発酵
従業員数102人
資本金3,000万円
設立1953年

事業の背景

本格芋焼酎の品質は発酵工程を始めとする製造工程の諸要因で大きく変化する。しかし、その諸要因と酒質との関係はまだ不明な点が多い。また、小規模実験と製造現場では条件に差があり、同じ品質を再現することが難しかった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度本格芋焼酎の品質は発酵工程などの製造工程の諸要因で大きく変わるが、その要因と酒質の関係はまだ不明な点が多かった。
  • 品質・精度小規模実験と実際の製造現場では条件にギャップがあり、同じ品質を再現することが非常に難しかった。
  • 納期・工程新商品の試作から商品化までに時間がかかり、多様に変化する消費者ニーズへの対応が遅れがちだった。

やったこと

製造現場規模の試験ができるステンレスタンクを導入し、主力商品である「赤猿」と「黄猿」のベースアップに取り組んだ。ベースとなる酒質に紫芋と黄金千貸の焼酎をブレンドする仕組みで、原料の調合比率を様々なパターンで調整し評価した。併せて製造工程の検証を行い、酒質に影響する要因を分析した。

事業の効果

既存製品のベースアップにより酒質と利益率が向上し、原価率の改善につながった。製造現場と同じ規模で実験できるようになり、商品化のスピードが大きく向上した。これにより多様に変化する消費者ニーズに機敏に対応し、商品提案力が高まった。酒質の影響要因が明らかになったことで、新規酒質の開発も進めやすくなると考えられる。

今後の展望

「試作開発・貯蔵・商品化」の商品開発の流れを確立し、保有しているネットワークを介して積極的に商品提案を行っていく予定である。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。