シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
株式会社マツオ
成果板材及びナットで塩水噴霧試験1000時間以上に耐える耐食性
| 事業者名 | 株式会社マツオ |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 従業員数 | 52人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1951年 |
当社は産業機械の製造を行っている。高度成長期に整備された道路設備・橋梁・トンネル・送電線鉄塔などの公共構造物では金属部品の腐食・劣化に対する補修改善が求められており、これらの部品には溶融亜鉛めっきが施されている。公共構造物では多額の補修費用がかかるため、より長期間使用できる耐食性に優れためっき技術が必要とされていた。
抱えていた課題
やったこと
新しい熱拡散めっき技術を用い、各種処理条件で試作品開発を行った。最適化した処理条件で試作した板材及びナットは、塩水噴霧試験で1000時間以上に耐える優れた耐食性を得た。ボルトでは実用上重視されるボルトヘッド部で優れた耐食性を確認した。前処理では酸洗いに代えてショットブラストを試み、酸洗いの場合と同様に良好なめっき被膜と耐食性が得られた。さらに、熱拡散めっき処理条件の検討、めっき前処理・後処理工程の改善検討、試作めっき品の耐食性評価及び皮膜組成評価に取り組んだ。
新しい製品・サービス:熱拡散めっき品
熱拡散めっきは強度低下を回避でき、構造物で重要な役割を果たすナット及びボルトのめっき処理として非常に有効な結果が得られた。板材・ナットでは1000時間以上の優れた耐食性を得て、ボルトヘッド部でも優れた耐食性を確認した。前処理を酸洗いからショットブラストに代えても良好なめっき被膜と耐食性が得られ、廃液コストの低減や酸によるめっき部品の脆化抑制も期待できる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
過去の取組や経営戦略との関係は明示されていない。溶融亜鉛めっきの代替技術の開発という方向性は読み取れるが、事業の一貫性は具体的に書かれていない。
公共構造物の補修需要が増加すると予想されると記載があり外部環境は示されている。ただし自社の強みや競争優位の定量的な根拠は薄い。
溶融亜鉛めっきの耐食性不足やめっき処理条件のばらつきという課題を明示し、量産化と熱拡散めっき品・装置の販売計画を述べている。
塩水噴霧試験で1000時間以上、テスト品では1176時間(49日)の耐食性が示されている。ただし売上や付加価値の目標値は書かれていない。
従業員数52人や設立年などはあるが、補助事業を遂行する体制や人材配置についての記述は見当たらない。
公共構造物の腐食補修需要という顧客ニーズと、耐食性や作業の容易さという選ばれる理由が整理されている。
処理条件の検討、試作、前処理・後処理の改善、耐食性評価という工程は示されるが、スケジュールや期間の記載はない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
溶融亜鉛めっきより大幅な耐食性向上を目指す点や、酸洗い省略による廃液低減など、従来品より高水準を図る内容が具体的に示されている。
公共構造物の補修・改善が求められるという社会的背景は示されるが、経済波及や雇用創出への言及は薄い。
補修費用の削減や長寿命化の必要性は述べられているが、補助金額に対する費用対効果や付加価値額の数値は示されていない。
熱拡散めっきや酸洗い省略は技術革新の要素だが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献には言及されていない。
公共構造物の補修市場の増加という成長分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
鹿児島市に所在する事業者であることは分かるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への効果は書かれていない。
高度成長期に整備された公共構造物の補修改善が増加すると予想されることから、今後量産化技術を確立し、熱拡散めっき品の販売を計画している。また、熱拡散めっき処理装置の販売も計画し、作業が容易かつ安全であることをアピールして販売実績を上げる予定である。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。