熱風装置付加キュポラ溶解による高強度鋳鉄の生産プロセス強化
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
株式会社 栗崎歯車製作所宇都宮工場
| 事業者名 | 株式会社 栗崎歯車製作所宇都宮工場 |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 芳賀郡芳賀町 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 30人 |
| 資本金 | 9,000万円 |
| 設立 | 1966年 |
当社は精密機械による自動車用試作歯車の製作と、特殊精密歯車の設計・製作を行っている。顧客から特殊歯車の引き合いが頻繁にあり、加工技術の幅を広げて特殊歯車の試作分野で独占的な地位を確立したいと考えていた。ベベルギヤやウォームギヤは通常、専用の工具・工作機械で製作されるが、その機械は高価で少量の試作には向いていない。
抱えていた課題
やったこと
特殊歯車の設計ソフト2種類と歯車かみ合い試験器(大阪精密機械製 GTR25)を導入し、特殊歯車のモデリング・設計、加工、形状とかみ合い状況の確認による製品評価を行った。製作したのはベベルギヤ(かさ歯車)、楕円歯車、異形歯車の3種類で、設計は導入した2種類の異なる規格で行った。ベベルギヤは社内の5軸マシニングセンタでボールエンドミルを用いて加工し、楕円歯車はワイヤ放電加工機とマシニングセンタの両方で、異形歯車はワイヤ放電加工機で加工した。かみ合い試験の結果、ベベルギヤは市販品の水準より良く、楕円歯車はワイヤ放電加工でプログラムの工程に工夫を加えると、かみ合い誤差の少ない滑らかなかみ合いが得られた。マシニングセンタ加工は加工時間が短いが、歯面の崩れを抑える工程を組まないとかみ合い誤差が大きくなることが分かった。
新しい製品・サービス:特殊歯車(ベベルギヤ、楕円歯車、異形歯車)の製造技術
導入した設計ソフトで、さまざまな特殊歯車の歯形計算ができることが確認できた。かみ合い試験によりベベルギヤなどの加工品の品質が市販品の水準より良いと確認され、安定的な受注の見通しが立った。依頼企業に対して「ここまではできる」と提案できるようになった。一方で未熟な工程も残っており、まだ開発の入口の段階である。
今回の開発を足掛かりに継続して開発を進め、市場調査、ベベルギヤやウォームなどの工法と設計手法の熟成、販売促進を順次行って事業化につなげていく。特殊歯車の試作市場規模は大きくないが、ニッチ分野で他社が参入しにくく付加価値が高いため収益が期待できる。売上は初年度は少ないが、徐々に増加すると考えている。
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%