ものづくり補助金平成24年度鹿児島県

軽キャンピングカーで牽けるトレーラーのエアロパーツと小型ボートの一体的開発

有限会社バンショップミカミ

この事例のポイント

  • マスター型の面出しをパテで行うため時間がかかる。
  • NX3DCADの技術指導を受けて小型ボートの図面を完成させ、コンピューターによるウレタンのマスター型成型と型作りに取り組んだ。
  • 小型ボートとトレーラーエアロパーツの試作品が完成した。

事業者のプロフィール

事業者名有限会社バンショップミカミ
所在地鹿児島県 曽於市
業種輸送用機械器具製造業
技術分野冷凍空調
従業員数7人
資本金300万円
設立1999年

事業の背景

当社は軽キャンピングカーとトレーラーのエアロパーツを製造・販売している。キャンピングカーの所有者には釣りを趣味とする人が多いことに着目した。現在所有している車で牽けるFRP製小型ボートであれば顧客の購入意欲がわきやすいと考えた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力マスター型の面出しをパテで行うため時間がかかる。
  • その他ボートフィッシングは購入費用・停泊料・免許などの課題が多く、手軽に始めにくい。

やったこと

NX3DCADの技術指導を受けて小型ボートの図面を完成させ、コンピューターによるウレタンのマスター型成型と型作りに取り組んだ。製品型に離型剤を塗り込み、表面コートを塗装し、ファイバーマットを貼り込んで外すことで小型ボートの試作品を完成させた。トレーラーのエアロパーツは現車を基本に現物合わせで型を作り、同じ工程で離型剤、表面コート、ファイバーマットを5回貼り込んで試作品を完成させた。マスター型の面出しは手作業のため、サンドペーパー用の当て木を作るなどの工夫をして技術を習得した。

新しい製品・サービス:強化プラスチック(FRP)製の小型ボートと、トレーラーのスポーティなエアロパーツ。

事業の効果

小型ボートとトレーラーエアロパーツの試作品が完成した。ボートは車で牽けるため顧客の購入意欲を高め、販売に期待が持てる。今後は年内に走行テストと改良を行い、価格を決めて販売を始める予定である。イベントやメディアによる広報、初心者向けの講習会も行い販路を広げたい。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均2.9 / 514観点のうち10観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

伸びしろがあった観点

  • 2
    地域経済への波及鹿児島県の企業で地域の製造業という背景はうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出や成長の記述は見当たらない。
経営戦略との整合性3.0
  • これまでの取組との一貫性3

    軽キャンピングカーの製造販売とトレーラーのエアロパーツ開発という既存事業の延長に位置づけられるが、経営戦略上の明確な位置づけの記述は薄い。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    釣りマニアが多いキャンピングカー所有者に着目したと書かれ、外部環境の読みは示されるが、競争優位や自社資源との対応は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    マイボート釣りの課題(購入費・停泊料・免許)を整理し、免許不要の小型ボート開発で解決を図るとあるが、高付加価値化の数値や効果は書かれていない。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標ー

    公開情報では判断できません。

  • 事業を進める体制3

    NX3DCADの技術指導を受けて図面作成や型作りに取り組んだと書かれ、体制の一部はうかがえるが人材や事務体制の具体は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    キャンピングカー所有者という顧客像と、既存車で牽けるので購入意欲がわくという点は書かれるが、ニーズの裏付けデータはない。

  • 事業化までの道筋3

    年内の走行テスト、市場調査、イベントやメディアでの広報、講習会の開催など今後の進め方が時系列の方向で示されている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性3.0
  • 新しさ・高付加価値3

    ボートトレーラーは鉄骨にタイヤが主流だったと対比し、スポーティな新スタイルを打ち出す点は読み取れるが、市場の普及度の数値はない。

公的補助の必要性3.0
  • 波及効果・雇用ー

    公開情報では判断できません。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    NX3DCADによる設計とウレタンマスター型の成形を取り入れた点は読み取れるが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面2.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及2

    鹿児島県の企業で地域の製造業という背景はうかがえるが、地域特性を活かした雇用創出や成長の記述は見当たらない。

今後の展望

年内に走行テストと改良、市場調査を行ったうえで価格を決定する。フィッシングショーやキャンピングカーショーなどで展示し、航行シーンの動画をインターネットで公開する予定である。販売状況に応じて講習会も開催し、販路を拡大する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。