金型資産のデータベース化により海外企業との差別化をはかり海外市場に販路拡大
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
リムコ株式会社
| 事業者名 | リムコ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 沖縄県 うるま市 |
| 業種 | 化学工業 |
| 技術分野 | 発酵 |
| 従業員数 | 6人 |
| 資本金 | 3.115億円 |
| 設立 | 2011年 |
当社は琉球大学医学部免疫学講座の研究成果であるHIV抗体を活用した新しいHIV体外診断キットを作るため、平成23年に設立された。従来の他社製キットでは感染初期の検査で誤判定が起こり得た。当社はこの抗体を使ったより先進的なキットの製品化を目指していた。
抱えていた課題
やったこと
琉球大学から提供されたHIV-1抗体の産生ハイブリドーマをマウスに移入し、HIV-1単クロン抗体を得た。その後タンパク濃度の調整と濃縮操作を行い、ELISA検査キットと迅速診断用HIVイムノクロマト(IC)キットの試作品を作成した。試作したICキットは一般体外診断検査として機能し、想定していた判定基準を満たしていることを検証できた。また、キットの原料をマウスから遺伝子組換えカイコの繭に切り替えることに成功し、動物を殺さずに原料を供給できるようになった。
| 検査測定 | スペクトロフォトメーター |
|---|---|
| その他 | タンパク質精製装置 |
| その他 | プレート洗浄機 |
| 検査測定 | 分光器 |
| 検査測定 | 検査測定機器 |
| その他 | 超純水製造装置 |
新しい製品・サービス:感染初期でも正確に判定できるHIV検査キット(ELISA検査キットと迅速診断用HIVイムノクロマト(IC)キットの2種類)。今後はHIVの抗原と抗体を同時に検出できる製品も開発する。
感染初期でも正確に判定できる検査キットの開発に成功し、2種類のHIV検査キットを商品化できた。原料をマウスからカイコの繭に変えたことで、動物を殺さずに原料を供給できるようになり、原料の低コスト化と安定供給体制の構築にも目途がついた。製品化のスケジュールを前倒しで実現でき、スタートアップ期の経営基盤固めに大きく寄与した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
琉球大学の研究成果であるHIV抗体を活用し、設立後に事業化した経緯は読み取れるが、既存事業との一貫性や経営戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
従来の他社製キットは感染初期に誤陰性が出うると課題を示し、先進的な検査キットとして差別化を図る方向は読み取れる。市場規模や競合比較の具体性は薄い。
従来キットの誤陰性という課題を示し、マウス依存の原料を遺伝子組み換えカイコの繭に置き換えて低コスト化・安定供給を実現した点が具体的に書かれている。
製品化スケジュールの前倒しは書かれるが、付加価値額増加や賃上げの数値目標は記載がなく、目標値の実現可能性は読み取れない。
従業員6人の体制と研究開発部兼生産技術部の部長が登場するが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の詳細は薄い。
感染初期でも正確に判定できる検査キットという価値と、大学・研究機関・製薬メーカーへの販売ターゲットが示されている。
HIV抗原と抗体の同時検出、原料低コスト化、販路拡大など今後の展開は示されるが、スケジュールや課題解決方法の詳細は薄い。
資本金31,148万円と設立時期は書かれるが、財務状況や金融機関からの資金調達の見込みは記載されていない。
ELISAやイムノクロマトキットなどの体外診断分野で、従来品より高精度な新製品を開発した点は読み取れるが、普及度の数値は示されていない。
感染症対策に役立つ社会的意義や、中国・欧米への展開構想は述べられているが、雇用創出や波及効果の数値は書かれていない。
補助金により製品化を前倒しできたとの記述はあるが、補助金額に対する付加価値増加などの費用対効果は数値で示されていない。
遺伝子組み換えカイコを使い動物を殺さずに抗体を作る新しい原料供給の仕組みは、イノベーションとして読み取れるが、サプライチェーンへの効果は具体的でない。
感染症診断という成長分野への進出はうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述は公開事例からは明確でない。
沖縄県うるま市に拠点を置く点はうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出の具体的記述は少ない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
持続的な事業化に目途がついたため、大学や研究機関、製薬メーカー等への販売を強化し、中国などのアジア圏やドイツ、ロシア等の欧米圏への展開も促進したい。HIV以外にもB型肝炎や梅毒などの診断キットの開発・販売を広く行っていく考えである。
蚕業イノベーションでサステナブルな未来づくり」。カイコを使えば動物を殺さず無限に抗体が作れる。
公式の事例集より(原文のまま)
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
マテリアルリサイクル用途に対応するため、新型ペレット成形装置の試作開発に取り組んだ。
大型機と同じ機構で同等の分級性能を持つ小型のラボ用分級機を開発し、2機の試作機を完成させた。