ものづくり補助金平成24年度沖縄県

NC操作付き自動プラズマ加工機搭載による製造技術開発と商品化

マサステンレス工業株式会社

成果作業時間を約20%短縮できた

この事例のポイント

  • 従来の手作業を中心とした製造方法では品質や納期面で十分な対応が図れず、外部に委託することも多くなっていた。
  • 「NC操作付き自動プラズマ加工機」を導入し、ダクト製作と特殊タンク製作に用いた。
  • 作業時間を約20%短縮できた。CADデータで穴あけや採寸の指示ができるようになり、作業時間が約20%短縮され、作業員の負担が減った。

事業者のプロフィール

事業者名マサステンレス工業株式会社
所在地沖縄県 沖縄市
業種はん用機械器具製造業
技術分野溶接
従業員数6人
資本金300万円
設立1989年

事業の背景

当社は平成元年に北谷町吉原で北谷厨房設備として創業し、飲食店やリゾートホテル等の厨房の作業台、シンク、フードなどの製造・設計・施工を主に行ってきた。近年は工業用ステンレスタンク、サニタリープラント、建築関連のステンレス製品等の需要が増え、製品が多様化している。耐久性に優れたステンレスは医療関係、公共施設、食品加工、建築関連等で需要が多分野にわたっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力従来の手作業を中心とした製造方法では品質や納期面で十分な対応が図れず、外部に委託することも多くなっていた。
  • 人手・技能ステンレス板に直接手書きで穴あけや採寸の指示を行っており、作業に時間がかかっていた。
  • 品質・精度作業の効率化と品質向上が求められていた。

やったこと

「NC操作付き自動プラズマ加工機」を導入し、ダクト製作と特殊タンク製作に用いた。これまで手書きで行っていた穴あけや採寸の指示を、パソコン内のCADデータで行えるようにした。パソコンで設計情報を入力すると、ケーブルを通じて加工機に届き、自動で穴あけや断裁ができる。CADデータとNCデータは保存でき、類似製品の注文時にはデータを活用して作図時間を削減している。

加工機NC操作付き自動プラズマ加工機

事業の効果

  • 作業時間を約20%短縮できた

CADデータで穴あけや採寸の指示ができるようになり、作業時間が約20%短縮され、作業員の負担が減った。類似製品ではデータを活用して設計時間を短縮できるようになった。CADデータとNCデータの保存により多品種少量生産を効率よく行えるようになり、加工技術の向上にも役立っている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性53%
  • これまでの取組との一貫性3

    平成元年創業の厨房設備から工業用ステンレスタンク等へ事業を広げた経緯は読めるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    建築関連やタンク等の需要増に触れるものの、市場動向と自社の強み・弱みの関係は具体的に書かれていない。

  • 課題の認識と解決3

    手作業では品質や納期に対応できず外部委託が増えていたという課題は書かれているが、高付加価値化の数値目標は示されていない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標3

    作業時間を約20%短縮できたと数字で示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    代表者や従業員6人の体制は読めるが、補助事業を遂行する人材や事務処理能力の詳細は書かれていない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    顧客との共同設計や受注生産で設置場所に合わせる点は読めるが、ターゲットとニーズの裏付けは具体性が薄い。

  • 事業化までの道筋2

    今後の顧客に喜ばれる製品づくりという方向性はあるが、スケジュールや課題解決の方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    オーダーメイドの多品種少量生産で高品質に仕上げる点は読めるが、高価格化や市場での希少性の記述は薄い。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    医療・公共施設・食品加工など多分野の需要に応えるとあるが、波及効果や雇用創出の記述は見当たらない。

  • 費用対効果3

    作業時間約20%短縮と設計時間の削減が書かれ、費用対効果の一部はうかがえるが投入額との比較はない。

  • イノベーションへの貢献2

    CADやNCデータの活用で設計を効率化しているが、地域やサプライチェーンへの貢献は書かれていない。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    沖縄市に工場を置き受注生産で地域の多分野ニーズに応えるとあり、地域性はうかがえるが成長牽引の記述は薄い。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

今後の展望

顧客のニーズや設備は時代とともに変化するため、「あったらいいな」を第一に設備の充実と技術の向上を図り、顧客に喜ばれるオーダーメイドの製品づくりに努めていきたい。

事業者の声

顧客に喜ばれる製品づくりに努めていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。