衛生環境の充実した革新的な院内治療体制への変革で顧客満足度の向上

沖縄県の医療・福祉の会社が、ものづくり補助金で衛生機能を高めた歯科用診療ユニットなどを導入し、顧客満足度を向上させた事例です。

この事例のポイント

  • 近年高まってきた、高度な衛生環境下での歯科治療ニーズに対応していくことが当院の喫緊の課題でした。
  • 本事業では全ユニットに口腔外バキューム「アルテオ」を導入しました。
  • 口腔外バキュームの導入により院内感染リスクが低減し、顧客満足度が向上しました。

事業者のプロフィール

所在地沖縄県 沖縄県中頭郡嘉手納町
業種医療業
従業員数8人
設立2009年

事業の背景

当院は矯正・予防治療に強みがあり、関連する設備は比較的充実していました。一方で、コロナ禍によって感染症対策が急務となりました。

当院は地域への貢献を大切にしており、一般歯科は地域の患者様を中心に診療していました。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑近年高まってきた、高度な衛生環境下での歯科治療ニーズに対応していくことが当院の喫緊の課題でした。
  • 品質・精度コロナ禍によって感染症対策が急務となりました。
  • 品質・精度日々の5S活動による衛生環境の維持が基本でしたが、顧客ニーズの高まりはそれを上回っており、抜本的な設備投資の必要性に迫られていました。

やったこと

本事業では全ユニットに口腔外バキューム「アルテオ」を導入しました。これにより、治療中に口腔外に出る粉塵をより高いレベルで吸い取ることが可能になりました。

また、衛生機能を強化した歯科用診療ユニット「EOM AQUA」を導入しました。これらの設備導入により、院内感染リスクの低減を図りました。

補助金で入れた設備

経費の区分は「機械装置・システム構築費」です。

事業の効果

口腔外バキュームの導入により院内感染リスクが低減し、顧客満足度が向上しました。従業員満足度も向上し、離職率の低下につながりました。

歯科用診療ユニットの導入により治療時間が短縮され、動線が最適化されて生産性が向上しました。また、矯正歯科では地域外からの問い合わせが増えています。

出た効果の種類(押すと同じ効果の事例へ)

審査の観点ごとの評価

新事業進出・ものづくり補助金

観点の平均2.8 / 514観点のうち12観点で評価

この事例が強かった観点

  • 4
    課題の認識と解決コロナ禍で感染対策が急務となった課題を認識し、口腔外バキューム導入と治療時間短縮で生産性向上につなげている。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け顧客ニーズの高まりを根拠に、衛生環境の充実と通院負担軽減という選ばれる理由が整理されている。

もう一歩だった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標生産性向上や治療時間短縮は述べられているが、付加価値や賃上げの具体的な数値目標は示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    矯正・予防治療の設備が充実しており、今回の衛生設備投資もそれを踏まえた取組として一貫性がある。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    高度な衛生環境への顧客ニーズに対し、強みである矯正・予防の強みを活かして感染対策設備を導入している。

  • 課題の認識と解決4

    コロナ禍で感染対策が急務となった課題を認識し、口腔外バキューム導入と治療時間短縮で生産性向上につなげている。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標2

    生産性向上や治療時間短縮は述べられているが、付加価値や賃上げの具体的な数値目標は示されていない。

  • 事業を進める体制3

    院長と歯科医の体制や従業員8人の規模が示され、設備導入を遂行する体制が一応読み取れる。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    顧客ニーズの高まりを根拠に、衛生環境の充実と通院負担軽減という選ばれる理由が整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    口腔外バキュームとユニット導入という遂行内容が示され、完全予約制などの運用方法も述べられている。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性2.0
  • 新しさ・高付加価値2

    歯科の衛生設備は一般的な分野だが、高度な衛生環境への対応という差別化の記述は薄い。

公的補助の必要性2.0
  • 波及効果・雇用2

    地域住民への貢献や地域外からの問い合わせ増加が触れられているが、経済波及効果や雇用創出は示されていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献2

    先端的な衛生設備の導入は触れられているが、地域やサプライチェーンへの貢献に言及はない。

政策面3.0
  • 成長分野への進出ー

    公開情報では判断できません。

  • 地域経済への波及3

    地域の患者を中心とした診療と口コミ・地域外からの問い合わせ増加が示され、地域に根ざした事業と読み取れる。

今後の展望

一般歯科は口コミによる来院患者様が増えており、矯正歯科は地域外からの問い合わせも増えています。本事業で実現した治療体制により、1回あたりの平均治療時間と1患者あたりの通院回数が短縮され、患者様の負担も軽減されました。

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出典・注記
  • 出典:公式の事例集(令和元年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 審査の観点:公募要領 p.44(審査項目)
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。