工業炉を都市ガス化し、CO2を約45%削減

✓ 経産省などの認定・選定

成果補助対象設備の省エネルギー率は22.7%、CO2は年間2,480t削減した(排出量原単位で約45%減)。

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この事例のポイント

  • 重油から都市ガスへ燃料を転換し、炉の燃焼方式を見直した。
  • ON/OFFサイクル制御により低空熱比で燃焼させ、排ガス損失を減らした。
  • 炉の密封部にセラミックファイバーパッキンのメカニカルシールを採用し、放熱ロスを抑えた。

事業者のプロフィール

法人番号8240001032770
所在地岡山県笠岡市
業種金属製品製造業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 重油炉の排ガス損失と放熱ロス熱処理はエネルギー消費の多い業種で、重油を燃料とする炉では過剰空気に伴う排ガス損失や炉外への放熱ロスが生じていた。

やったこと

  1. 事業の内容焼入れや焼鈍などの熱処理を手がける工場で、工業炉を更新し、重油から都市ガスへの燃料転換を図った。全国7工場を展開し、熱処理・表面改質を幅広く手がけている。
  2. 炉の燃料を重油から都市ガスへ転換補助対象の炉を更新し、燃料を重油から都市ガスに替えた。省エネ型ガスバーナーも採用した。
  3. ON/OFFサイクル制御の導入低温域から高温域までの加熱・均熱期を通じて低空熱比で燃焼させ、過剰空気による排ガス損失を大幅に減らした。
  4. シール性の向上炉体と扉、台車の密封部にセラミックファイバーパッキンを用いたメカニカルシール装置を採用し、炉内温度の安定と放熱ロスの防止を図った。

補助金を使った経費

  • M2台車式 焼入炉処理能力15tM1台車式 焼鈍炉処理能力60tM4台車式 焼入炉処理能力15t経費の区分:設備費

事業の効果

  • 補助対象設備の省エネルギー量は249.4kl/年、省エネルギー率は22.7%。
  • 令和3年7月~令和4年6月の年間実績で、CO2を2,480t削減した(CO2排出量原単位で約45%の削減)。
  • CO2削減効果は本事業を含む11台の炉の燃料転換によるもの。

受けた国の認定・補助金

補助金・助成金

  • 事業再構築補助金(第6回)中小企業庁・8,000万円

事業者の声

熱処理事業は機械金属分野において重要な業種ですが、エネルギー多消費型業種でもあり、全社で脱炭素、省エネの取組みを実施しています。その取組みの一環として、補助金を活用し、岡山工場が保有する11台の炉の燃料を重油から都市ガスに転換するとともに、省エネ型ガスバーナーの採用、ON/OFFサイクル制御の実施等で大きなCO2排出量削減及び省エネを実現しました。この経験を生かし、他工場でも一層の脱炭素、省エネに取組み、持続可能な社会実現に貢献してまいります。

岡山県の金属製品製造業
出典・注記

今後の展望

他工場でも一層の脱炭素、省エネに取り組んでいく。

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