輸送実績・給与・売掛を連携し、タクシーの事務を効率化
角館観光タクシー 株式会社
国が公開している採択事例です
事業者のプロフィール
| 事業者名 | 角館観光タクシー 株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 |
| 業種 | タクシー事業(デマンドタクシーを含む) |
| 従業員数 | 9人 |
| 事業の紹介 | タクシー事業タクシー10台保有(ジャンボタクシー2台)。バスの廃線によるデマンドタクシー業務もあり、地域高齢者の移動の足として一定のニーズがある。 |
| 相談先 | 仙北市商工会 |
この事例のポイント
- 輸送実績管理・給与計算・売掛管理のデータが連携するタクシー向けのパッケージを選んだ。
- これまで経理業務で利用していたベンダーの製品を候補にし、他社の見積もりに比べて価格も良心的だった。
- ドライバーの高齢化・人手不足のなか、事務部門の効率化で時間を有効に使うことをめざした。
事業の経緯
ドライバーの高齢化・人手不足のなか、現状サービスを維持することに注力しつつ、事務部門の業務を効率化したいと考えていた。給与は歩合制で、運輸実績に応じた計算を手作業で行っていた。
仙北市商工会からIT導入補助金があることを聞き、活用できるITベンダーを探した。これまで経理業務で使っていたベンダーのタクシー業務管理システムを、価格も良心的で売掛金の管理もできることから導入した。
事業の内容
- 課題:事務部門の業務効率化ドライバーの高齢化・人手不足のおり、現状サービスを維持することに注力しているが、事務部門の業務を効率化して時間を有効に使いたいと考えていた。給与は歩合制のため、運輸実績に応じた給与計算が必要だが、手作業で行っていた。
- 課題:事務担当の勤務時間と月末処理配車・事務担当スタッフは当初計画したシフト体制よりも勤務時間が増えており、計画値に戻したい。また、事務作業をシフトに応じて二人で分担できるようにしたい。顔見知りの乗客が多いゆえ「つけ払い」が発生し、月末処理に時間を要している。
- 取り組み:商工会の情報でシステムを選定仙北市商工会から、IT導入補助金があることを聞いた。活用できるITベンダーを探し、これまで経理業務で利用していたベンダーのタクシー業務管理システムを候補にした。他社の見積もりに比べて価格も良心的であり、売掛金の管理もできるので導入を決定した。
- 取り組み:導入したITツールタクシー業者、ハイヤー業者、代行業者向けのパッケージソフトで、「輸送実績管理」「給与計算」「売掛管理」の機能があり、データが連携する。タクシー会社ごとに定める複雑な給与体系に対応する。輸送実績管理では、メーターおよび運転手の日誌から実績を登録し、このデータは運輸支局への実績報告書として活用できる。輸送実績管理における勤怠データは給与計算に連動できる。
補助金を使った経費
デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)の経費区分にあてはめると、次のとおりです。
| ソフトウェア費 | タクシー業務管理システム(輸送実績管理・給与計算・売掛管理) |
|---|
事業の効果
- 売掛金の管理や、運輸支局に提出する運輸実績がシステムから作成できるようになり、効率化した。
- 事務業務の時間短縮が実現した。
出典
- 中小企業庁「ミラサポplus」事例ナビ(当社が整理・一部要約)
- 経費区分は、デジタル化・AI導入補助金の公募要領の区分に当社があてはめたものです
- 採択率:中小企業庁「採択結果」(26年4次)
相談先と計画づくり
| 商工会 | 仙北市商工会 |
|---|
商工会からIT導入補助金の情報を得て、活用できるITベンダーを探し、経理業務で使っていたベンダーのシステムを価格も見て選んだ。
今後の展望
今後、つけ払いの請求を自動引き落としできるよう働きかけていきたいと考えている。
この事例の取り組み
運輸のほかの採択事例
勤怠のアラートで、拘束時間の超過を先に防ぐ本社で全員の勤務状況を把握でき、基準時間に近づくとアラートが出るため、事前に調整できるようになった。空き工場に自社倉庫を設け、運送業から倉庫業へ広げる製造業者の物流部門を一括して請け負うサービスで着実に収益を上げ、集荷時間も大幅に短縮した。IT導入補助金で給与・人事管理を効率化し、働き方改革で人材を確保する給与支払担当者の労働時間を月30時間削減し、5年で100人以上従業員が増えた。
運輸の事例をすべて見るデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)について
直近の26年4次の採択率は44.4%(応募1,836件・採択816件)。いま申請できる回は「デジタル化・AI導入補助金」として募集されています。いま申請できる回の締切・補助額・対象経費は、最新の公募の解説でまとめています。
最新の公募を見る