SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和5年度製造業静岡県

部品納入企業と連携し燃料転換と設備更新でCO2を約52%削減

ジヤトコ株式会社

成果2社合計でCO2排出量を年間1,096t削減する計画で、ランニングコストは年間約4,908万円下がる。

設備導入に使える公募中の補助金 581件を見る

この事例のポイント

  • 製品のライフサイクルで排出の約60%を占める部品調達分の削減に、納入企業を巻き込んで取り組んだ。
  • 自社の燃料転換と、連携企業の設備更新を一体の計画にまとめた。
  • 補助ありの投資回収年数は約4.5年で、補助なしの約6.6年より短い。
  • 取り組みが社内で注目され、カーボンニュートラルへの意識が高まった。

事業者のプロフィール

事業者名ジヤトコ株式会社
所在地静岡県
業種輸送用機械器具製造業
相談先日本ファシリティ・ソリューション株式会社、NTT・TCリース

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 調達分の排出が大きい製品のライフサイクルで、部品調達にあたるScope3カテゴリー1の排出量が全体の約60%を占めていた。

やったこと

  1. 納入企業への声掛け部品納入企業15社に設備更新などでの連携を打診した。申請期間が1か月ほどと短く、参画の調整は難航した。
  2. 自社の燃料転換自社工場で小型ボイラーと電気式パッケージエアコンを更新し、燃料転換を行った。
  3. 連携企業の設備更新連携企業の岡山工場で、高効率のスクリュー式インバータコンプレッサーに更新した。
  4. 期待:連携の深まり参画した1社とは以前より意思疎通が進んだ。今後のCO2削減でも協力し合えると見込んでいる。

補助金を使った経費

  • ボイラー設備更新空調設備の燃料転換・更新コンプレッサー更新経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 2社合計でCO2排出量を年間1,096t削減する計画である。
  • 自社はCO2排出量を年間1,081t削減し、1,840tから約58.8%減らす。
  • 連携企業はコンプレッサー更新で年間15tを削減し、287tから約5.2%減らす。
  • ランニングコストは2社合計で年間約4,908万円削減できる。
  • 社員のカーボンニュートラルへの意識が向上した。

事業者の声

当社のサプライチェーン全体でCO2を削減していく取組みに賛同頂き、ご協力頂けたことに感謝しております。

これを機にCO2削減アイテムを共有する等、CO2削減活動の推進強化を進め、サプライチェーン全体で環境にやさしい製品の製造に邁進していくことを目指して行きたいと思います。

静岡県の輸送用機械器具製造業(変速器・自動車部品の製造)
出典・注記

相談先と計画づくり

その他日本ファシリティ・ソリューション株式会社
その他NTT・TCリース

今後の展望

サプライヤーの取り組み状況を調査中で、結果を集計して削減計画を作る。2050年までにバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを目指す。

製造業のほかの採択事例

製造業の事例をすべて見る