小規模事業者持続化補助金飲食・宿泊岐阜県専門家確認済み

「1日中モーニング」と新しい看板で、40〜50歳代の女性とファミリー層を呼び込む

珈琲ゆるりん

国が公開している採択事例です

事業者のプロフィール

事業者名珈琲ゆるりん
所在地岐阜県
業種コインランドリー併設の喫茶店
相談先岐阜県よろず支援拠点

この事例のポイント

  • 時間帯別・男女別・年齢層別の利用者を記録して現状を調べ、メインターゲットを40〜50歳代の女性やファミリー層に決めた。
  • 周辺の喫茶店が行っていなかったモーニングの終日提供を、強みにした。
  • 持続化補助金で看板、メニュー表、食器を新しくし、新しい顧客層の取り込みに力を入れた。

事業の経緯

岐阜岐阜市中心部近くの住宅地でコインランドリーを併設した喫茶店を営む。

1996年からコインランドリーを運営し、2016年に妻と共に喫茶店とコインランドリーの同時運営を始めた。当初は好調だったが、競合店の開業が相次いで売上が減り、利用者もモーニングの時間帯に集中していた。

2019年によろず支援拠点へ相談し、利用者の実態調査から40〜50歳代の女性やファミリー層をメインターゲットに据えた。2020年6月に「1日中モーニング」を導入し、持続化補助金で看板、メニュー表、食器を新しくして、利用者数と売上を伸ばした。

事業の内容

  1. 課題:競合の開業による売上の減少1996年からコインランドリーを運営していたが、併設の喫茶店が閉店して借り手がいなくなったことと、もともと飲食店の経営に興味があったことから、2016年に喫茶店とコインランドリーの同時運営を始めた。当初は喫茶店の売上は好調だったが、その後、同じ商圏内で喫茶店とコインランドリーの競合店の開業が相次ぎ、顧客が流出して売上が減少した。運営面でも、利用者がモーニングの時間帯(午前7時〜11時30分)に集中し、ランチ以降の集客が少ないという課題を抱えていた。代表は「現状のままの経営で、この先大丈夫なのか不安を感じた」と危機感を募らせ、2019年に岐阜県よろず支援拠点に経営改善の支援を求めた。
  2. 取り組み:利用者の実態調査とターゲットの明確化よろず支援拠点のコーディネーターは、まず利用者の実態を調査して現状を把握するよう助言した。同店は、時間帯ごとの利用者を男女別・年齢層別に記録し、注文メニューなどとともに詳細な表にまとめた。その結果、利用者は60〜80歳代の女性高齢者が中心で、ほぼ同じ時間帯に来店していることが判明した。高齢の利用者は徒歩や自転車など天候に左右される来店手段のため、売上に波が出る。そこで拠点と相談した結果、来店手段が主に自動車で、1グループ当たりの単価も高い40〜50歳代の女性やファミリー層を、メインターゲットに据えることにした。
  3. 取り組み:「1日中モーニング」の導入課題だったランチ以降の集客を増やすため、2020年6月に、当時周辺の喫茶店では行っていなかったモーニングを終日提供する「1日中モーニング」を導入した。あわせてモーニングメニューも広げ、メインターゲットとなる顧客層が満足できる内容にした。
  4. 取り組み:持続化補助金で看板・メニュー表・食器を新しく小規模事業者持続化補助金を活用して、「1日中モーニング」を強調したインパクトのある看板を設置し、メニュー表や食器を新しくして、新たな顧客層の取り込みに力を入れた。

補助金を使った経費

小規模事業者持続化補助金の経費区分にあてはめると、次のとおりです。

広報費「1日中モーニング」を強調した看板の設置
広報費メニュー表の刷新
機械装置等費食器の刷新

事業の効果

  • 40〜50歳代の来客が増え、新しいメインターゲットへのシフトに成功した。
  • 感染症の感染拡大以降も、1日当たり80〜90人だった平均利用者数は、平日で120人、土日で150人ほどになり、売上も増えた。
  • 課題だった午前中の利用者の集中が緩み、朝と昼食兼用や遅めの昼食の時間帯にも集客効果が出ている。
  • 利用者の増加とメニューの増加に対応して、直近で従業員を2名増やした。

審査項目とこの事例の合っていたところ

小規模事業者持続化補助金の審査項目(5項目中3項目が合致)直近の回(第19回)の採択率 47.2%(応募16,576件・採択7,819件)

◎①自社の経営状況分析の妥当性時間帯別・男女別・年齢層別に利用者を記録し、60〜80歳代の女性高齢者が同じ時間帯に集中している現状を把握した。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 249件
◎②経営方針・目標と今後のプランの適切性来店手段が自動車で客単価も高い40〜50歳代の女性やファミリー層に絞り、終日モーニングで取り込む方針にした。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 249件
◎③補助事業計画の有効性看板、メニュー表、食器の新しさが、新しいターゲットの取り込みに直結している。出典:公募要領 p.33この項目が◎の事例 356件
—④積算の透明・適切性公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.33
—デジタル技術の有効な活用公開されている事例からは読み取れません。出典:公募要領 p.33

公募要領の審査項目に照らして当社の専門家が整理・確認したものです。実際の審査の点数や評価ではありません。審査項目は、いま募集している回の公募要領のものです。

審査項目の合い方が近い事例

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野立て看板と進入路の整備で、ライダーハウスの来店を増やす

Base-

成果事業開始から約1年で7,000人が来店し、平均月商は107万円、対前年比230%程度増加した。

店舗までの道沿いに野立て看板を設置して存在をアピールし、奥まった立地の店舗への誘導用の看板も設置した。

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和式トイレを洋式に改修し、訪日外国人客を取り込む

静久

成果この補助金での販路開拓が他の組合員の良い刺激となり、市内の他の店舗にも良い波及効果があったと考えている。

訪日外国人客が増えるなか、和式トイレでは欧米の方の団体予約が入りにくかったため、店内のトイレを洋式に改修し、インバウンド需要を取り込んだ。

小規模事業者持続化補助金飲食・宿泊専門家確認済み

ロードバイクスタンドと看板で、サイクリストの来店を増やす

万代

成果サイクリストの来店が増加し、月平均売上高が前年より13%増加した。

淡路島内で増加するサイクリストのために、ロードバイクスタンドを設置した。

事業者の声

現状のままの経営で、この先大丈夫なのか不安を感じた。

1人で悩まずに岐阜県よろず支援拠点に相談したことで経営を改善することができた。この店を長く続けるため、今後は私たちが不在でも営業を任せられる人材の育成にも取り組んでいきたい。

岐阜県のコインランドリー併設の喫茶店の事業者
出典

販路開拓の手段

  • 看板:「1日中モーニング」を強調した看板を設置した。
  • メニュー表・食器:新しいメインターゲットに合わせて新しくした。
  • 1日中モーニング:ランチ以降の集客を増やすため、モーニングを終日提供した。

相談先と計画づくり

よろず支援拠点岐阜県よろず支援拠点

よろず支援拠点の助言で利用者の実態を表にまとめ、その結果をもとに拠点と相談して、メインターゲットを40〜50歳代の女性やファミリー層に決めた。

今後の展望

店を長く続けるため、代表夫妻が不在でも営業を任せられる人材の育成に取り組みたいと考えている。

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