加熱炉・焼戻炉を更新し、事業所の省エネ率19.9%

成果事業所全体のエネルギー使用量を19.9%(136.5kl/年)削減し、削減コストは年2,408万円となった。

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この事例のポイント

  • 従来の炉は放熱量が多く消費電力が大きかったため、断熱構造を見直した。
  • 処理能力を942kg/hに高め、炉の稼働時間を短くした。
  • 省エネ効果に加え、焼き待ちや昇温時間が短くなり、コストも下がった。

事業者のプロフィール

法人番号7450001006424
所在地茨城県美浦村
業種生産用機械器具製造業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 処理能力の不足生産量が増えて従来設備の加工能力が追いつかなくなり、設備更新による効率化を探していた。
  • 放熱による電力のむだ従来の炉はレンガ構造で放熱量が多く、消費電力が大きかった。また、コンベアに炉床スキッドレールが必要で、炉床内の加熱を妨げていた。

やったこと

  1. 事業の内容1917年創業の農機具メーカー。プラウを中心に、土を耕す農具を開発・製造・販売している。本事業では、製造の要となる加熱炉・焼戻炉を更新し、省エネ化を図った。
  2. 連続式の新型炉へ更新連続加熱炉と連続焼戻炉を、処理能力942kg/hの設備に替えた。断熱材はセラミックファイバーブロックにし、コンベアはメッシュベルトとして、効率よく加熱・断熱できるようにした。

補助金を使った経費

  • 連続加熱炉1台連続焼戻炉1台経費の区分:設備費

事業の効果

  • 事業所全体のエネルギー使用量は684.6kl/年。
  • 省エネルギー量は136.5kl/年、省エネルギー率は19.9%。
  • 削減コストは年2,408万円(電力1kWh当たり20円、ガス1㎥当たり85.5円で算出)。
  • 処理能力が最大942kg/hになり、炉の稼働時間を短くできた。焼き待ちや昇温時間の短縮によるコスト削減にもつながった。

事業者の声

軽量かつ強靭で耐摩耗に優れた製品を作るために、弊社固有の技術である熱間成型と水冷による焼入れを同時に行うプレスクエンチ工法での加工を行っております。従来設備の加工能力が昨今増加している生産量に対応しきれなくなり、設備更新による効率化を模索しておりました。今回、省エネ補助金を活用して導入した加熱炉・戻し炉は、加熱効率と処理能力向上による効率化だけでなく、焼き待ちや昇温時間の短縮によるコスト削減など、経営課題の解決にも貢献し、その成果を実感しています。

茨城県の生産用機械器具製造業
出典・注記

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