ものづくり補助金平成24年度青森県

小型製品用高機能表面塗装システムの試作開発

株式会社ピーシーブランド

この事例のポイント

  • 全方位や内面を含む小型立体部品への塗装で塗布量がばらつき、製品の信頼性が低下している。
  • 複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
  • 試作した高機能表面塗装システムは、塗装から乾燥、評価までの一連作業を自動処理でき、小型製品の材質や表面状態に関わらず安定的かつ均一に塗装できる。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ピーシーブランド
所在地青森県 平川市
技術分野切削加工

事業の背景

弊社は省力化・省人化のための製造治具、検査治具、生産支援装置、生産システムの設計開発から製作までを手がけている。これまでに対象物を回転させ噴射ノズルを上下に移動して自動塗装するシステムを開発したが、スプレーノズルと塗布対象物との距離を制御できないため塗装できる形状が限定されていた。国内の塗装産業は工業製品製造業、建築・建設業、公共投資需要に依存して発展してきたが、物的成熟社会とグローバル化により量産品は海外生産へ移行しつつある。多品種少ロットの小型製品は人手作業が多く、製品価格の高騰や納期短縮を阻む要因となっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 品質・精度全方位や内面を含む小型立体部品への塗装で塗布量がばらつき、製品の信頼性が低下している。
  • 生産能力立体物の全方位面及び内面への塗布は塗布面が固定せず、生産性が低下している。
  • 品質・精度塗布ムラ、厚みのばらつき、はみ出し等による製品不良の改修コストが増大している。
  • コスト・採算オーバースプレーにより使用液剤が無駄に消費され、製品性能や外観不良の原因になっている。
  • その他容器のふたが開いたままのため、人体に悪影響を及ぼす。

やったこと

複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。塗装ガンの最適な軌跡プログラムを構築した。塗装ピッチを5mmに設定し、エッジ部の動作プログラムを構築した。ロボットのプログラミング技術を習得して最適な塗装条件を見出し、高機能表面塗装システム塗装機を完成させた。あわせて塗装システム装置からワークを乾燥させる恒温槽も完成させた。

新しい製品・サービス:小型製品用高機能表面塗装システム

事業の効果

試作した高機能表面塗装システムは、塗装から乾燥、評価までの一連作業を自動処理でき、小型製品の材質や表面状態に関わらず安定的かつ均一に塗装できる。これにより量産向けの工業系製品に加え、多品種少量の小型製品で高精度な塗装を必要とする小規模製造業での市場獲得を目指す。塗装ピッチは5mmに設定されている。

今後の展望

多品種少ロットの小型製品を対象とする小規模製造業での市場獲得を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

静岡県平成24年度

NCマイクロブラスト装置による高速部品加工

加工環境の影響を取り除くため、装置を環境管理ブースで覆い、天候などの外部要因に左右されない構造とした。

効果:エア消費量 609立方メートル→175立方メートル

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。