ものづくり補助金平成24年度青森県

生活スタイル提案型「和イス」の開発

株式会社清藤木工

この事例のポイント

  • 多様な家具部材のダボ孔加工を効率化する必要があった。
  • 多品種小ロットの幅広い年齢層をターゲットに、洋室・和室を問わず使える高座椅子「和イス」と専用テーブルの試作品を開発した。
  • ダボ孔加工の効率化・高精度化を達成し、多品種小ロットに対応した生産体制を構築した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社清藤木工
所在地青森県 青森市
業種家具・装備品製造業
技術分野位置決め

事業の背景

家庭用家具市場では、国内外の大型小売店の進出により製品の多様化が著しく、低価格化も進んでいる。一方で、品質やデザイン面で優れる製品は評価が得られる傾向にある。弊社でもブランドイメージを持った製品開発を心掛けてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力多様な家具部材のダボ孔加工を効率化する必要があった。
  • 品質・精度ダボ孔加工の高精度化が求められ、組立部位置決めの穴あけ加工に時間がかかっていた。

やったこと

多品種小ロットの幅広い年齢層をターゲットに、洋室・和室を問わず使える高座椅子「和イス」と専用テーブルの試作品を開発した。デザイン・設計では従来の座椅子に対して座高を200-250mm高くし、肘掛けの有無によるバリエーションを増やした。背もたれの静的強度試験とひじ部の静的垂直力試験を行い、その結果を基に強度と耐久性の両立を図った。材料は県産のヒバ材とブナ材を使用し、布張地はストライプ柄のオレンジ・ダークグレー・ベージュの三種を採用した。PNC片面ダボ打ち機を導入してフレーム部材のダボ打ち工程に活用し、角度のある変形部材には加工用治具定規を使うことで対応した。

新しい製品・サービス:和イス及び専用テーブル

事業の効果

ダボ孔加工の効率化・高精度化を達成し、多品種小ロットに対応した生産体制を構築した。フレーム部材加工治具定規の製作により、組立部位置決めの穴あけ加工の時間を短縮した。和イスと専用テーブルは、背・座の布地や木材の種類、塗装仕上げ、背板の模様の組み合わせにより多様なバリエーションが可能になった。程よい高さでソファ感覚の座り心地を実現し、積み重ね収納時にフレームの摩擦を軽減して接触痕が出ない設計とした。

今後の展望

「和イス」は布地のテクスチャーや色、木材の種類や塗装仕上げ、背板の模様の組み合わせにより多様なバリエーションが可能となり、若者からシニア世代までの幅広い顧客ニーズを取り込むことができる。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。