しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社共立精工
成果接触型3次元測定機での測定箇所を極端に少なくでき、検査時間を飛躍的に短縮できた。
| 事業者名 | 株式会社共立精工 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 花巻市 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 49人 |
| 資本金 | 1,300万円 |
| 設立 | 1994年 |
当社は半導体露光装置、液晶露光装置、基板実装装置、光学等精密部品の加工を行っている。平成25年2月に5軸制御複合加工機を導入し、同時5軸・多面加工で精度や品質は向上したが、自由曲面の多い複雑形状製品の測定に時間がかかることが競合他社との差異化の課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
非接触3次元画像測定システムを導入した。導入したのは受動型のステレオ法による画像測定装置で、左右2つのカメラを使い三角測量の原理で計測する。事前に被検査物の設計値(CADデータ)を取り込んで画像測定データと比較し、差異の大きい箇所だけを接触型3次元測定機で再測定する運用とした。システム導入と同時に、メーカーのトレーニングを受けたエキスパート1名を養成し、品質保証課の検査員に操作方法をレクチャーしている。
新しい製品・サービス:非接触3次元測定システムを活用した試作品・モデルのスキャニング、CADデータ化、CAMデータ作成、図面のない立体形状物の復元や図面化などのサービス
非接触3次元測定システムにより、接触型測定機での測定箇所を大幅に減らし、検査時間を飛躍的に短縮できた。従来測定不能だった複雑形状部分も測定可能になり、品質保証体制が高度化した。図面のない立体物の復元や図面化など新たな需要にも対応できるようになった。技術展での展示が商談のきっかけとなり、先進技術企業のイメージ向上にも効果があった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
5軸制御複合加工機導入(平成25年2月)の有用性を高める目的で測定システムを導入したと書かれ、過去の設備投資との連続性が読み取れる。
競合他社との差異化を図るため、受注困難な高難易度加工部品の獲得を目指すと明記され、強みの活かし方が具体的。
接触型測定では大量の測定点で時間がかかり、測定不能箇所もあったという課題を挙げ、検査時間短縮の方策を示している。
検査時間の短縮を飛躍的にと記すが、短縮率など具体的な数値目標や賃上げ目標は書かれていない。
メーカーのトレーニングを受けたエキスパート1名を養成し、品質保証課の検査員へレクチャーしている体制が書かれている。
航空機・医療機器分野の需要拡大や多品種少量の業界との一致が述べられ、顧客ターゲットの方向性は読み取れる。
検検体制を複数体制へ広げる予定や医療機器参入への段階的検討が書かれているが、スケジュールは具体的ではない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
医療機器や航空機分野で高品質要求の部品を扱う方向性はうかがえるが、高付加価値化・高価格化の水準は示されていない。
航空機・医療機器分野への参入という形で新しい需要の創出の可能性はうかがえるが、国が補助する理由は明示されていない。
検査時間の短縮効果は述べられているが、補助金額に対する付加価値増加や費用対効果の数値は書かれていない。
3次元データのCAD変換やCAM連携によりデータ連携が進むとあり、デジタル技術の活用は読み取れるが地域・サプライチェーンへの貢献は薄い。
航空機・医療器という成長分野への進出を掲げており、構造転換への寄与がわずかにうかがえる。
岩手県花巻市の企業であり「いわて医療機器事業化研究会」への参加が書かれるが、地域経済の牽引としての具体性は薄い。
半導体・液晶製造装置の部品加工を主力としてきたが、今後は成長が見込まれる航空機産業と医療機器分野を新たな柱にしたい。航空機産業は裾野が広く安定受注が見込めるため、導入設備は参入機会を得る上での強みとなった。医療機器は多品種少量で当社の方向性と一致し、品質保証体制を強化して参入を図る。既存取引先との取引拡大と新規顧客獲得も目指す。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。