しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社東光舎
成果刃先端の表面粗さ(Rz) 1μm→4μm
| 事業者名 | 株式会社東光舎 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 岩手町 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 40人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
当社は理美容ハサミを生産する専門工場として開発・研究部門を設け、基礎研究から開発、製造まで一貫生産し、国内外に出荷している。近年は医療・ペット用ハサミも開発・製品化している。ブランカット法は現在の代表的なヘアカット技法で、長いハサミでは刃元と刃先で髪の長さに差が出るため、従来は溝付きハサミが使われてきた。
抱えていた課題
やったこと
従来は砥石で刃先に凹凸を入れていたが、レーザ加工機を導入し、金属表面の粗さを制御できる方法を選択した。導入機は加工出力が十分で、ハサミの立体形状に3次元加工でき、装置の冷却に水を用いないものを条件に選定した。金属試験片に出力を変えてレーザを照射し表面粗さを測定し、その値を参考に既成のハサミにレーザを照射して溝の粗さのテストを行った。試験を繰り返し、50丁近くの試作サンプルを製作した。刃先端の粗さは通常の研ぎ上がりでRz 1〜2μm程度だったが、レーザ照射後はRz 4μm程度になった。日本人の毛髪直径の10〜20%にあたる8〜16μmを目指して条件を調整し、15μmまで粗く加工でき試作品の製作につながった。
新しい製品・サービス:レーザ加工機で刃先端の粗さを調整した理美容用ハサミ
レーザ加工によって刃先端の粗さを任意に制御できるようになり、日本人の毛髪直径に合わせて表面粗さを調整できた。試作品は理美容師による使い心地の試験で意見を集め、改善を重ねて製品化を目指している。製品化されれば、ブランカット法が主流の欧州向け輸出の増加が期待される。また医療用器具への展開も検討している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存の溝付きハサミの改善に取り組む経緯や、これまで理美容ハサミを一貫生産してきた事業との関連が記載されている。
海外で100万丁超輸出し、欧州理美容師の約34%が自社製品ユーザーという具体的な数字で市場での強みが読み取れる。
溝が深く髪を掴みすぎる既存品の課題を明示し、刃先の粗さ調整による切り心地改善と、カット効率の数倍向上の期待が書かれている。
カット効率が数倍向上すると期待されると書かれているが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
開発・研究部門を設けて一貫生産しており、社長が工学博士であることから、体制の一端はうかがえる。
ブランカット法の使い勝手や理美容師による試用評価を基に、髪の直径に合わせた粗さ(15μm)という選ばれる理由が整理されている。
試作品の複数人による2〜3カ月の試用や海外でのテストを重ねて製品化する段階的な手順と課題解決の方法が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
刃先の粗さを髪の直径に合わせて制御する高付加価値化の方向性は読み取れるが、市場の普及度や価格水準の具体的数値は乏しい。
医療用器具や医療用ロボットへの展開が検討されていると書かれているが、波及効果や雇用創出の具体的な記述は薄い。
カット効率の数倍向上が期待されるとあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
レーザによる精密な表面加工技術を用いる点は示されているが、デジタル技術やサプライチェーンへの貢献の記述は限定的である。
公開されている事例からは読み取れません。
岩手県岩手町の工場で理美容ハサミを生産する地域立地が示されているが、地域経済や雇用への波及の記述は少ない。
試作品を理美容師に複数人で2〜3カ月間テスト使用してもらい、意見を取り入れて改善を重ね、海外でもテスト使用を行ったうえで製品化を目指す。欧州向け輸出量の増加と、医療用器具や医療用ロボットに取り付けられるハサミ状器具への展開を考えている。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。