金型資産のデータベース化により海外企業との差別化をはかり海外市場に販路拡大
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
株式会社畠茂商店
| 事業者名 | 株式会社畠茂商店 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 大崎市 |
| 業種 | 機械器具卸売業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 従業員数 | 10人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2001年 |
当社は機械工具の販売と特注機械の製作を行い、近年は鉄道関連や高速道路関連の開発、特注生産設備の製作に注力していた。鉄道保線工事では計測精度の高さとデータ蓄積が必須になっており、当社は産学官連携でSELゲージを開発していた。鉄道会社の要望を受けて分岐器用の測定器の開発に取り組んだ。
抱えていた課題
やったこと
鉄道用分岐ゲージの試作として、本体の再設計と通信機能の追加、分岐ゲージ本体強度試験、基盤収納ボックスの試作、通信機能付傾斜計の開発、温度特性試験、振動試験の6点に重点を置いた。外力によるたわみや変形の影響を排除するため、3次元FEM構造解析を用いて躯体と部品を設計し、測定精度を保証する剛性を確保した。分岐ゲージに接続できるブルートゥース対応のデータ送信基盤を製作し、タブレットへの測定データ送信を確立した。データ通信・集計ソフトを開発し、タブレットでのデータ表示と保存を可能にした。分岐ゲージ本体強度試験と温度特性試験は社内で実施し、振動試験は宮城県産業技術総合センターの協力を得て測定精度を確保できるよう設計に反映した。
| ソフト | データ通信・集計ソフト |
|---|
新しい製品・サービス:鉄道用分岐ゲージ(分岐器内ガード・フランジ巾測定器)と、通信機能付の傾斜計
分岐ゲージは展示会での高い評価をもとにサンプル提供と市場調査を経て商品化され、売上は順調に伸びている。傾斜計は土木・建築分野で離れた場所の測定結果を手元で確認したいという要望に応えられる見込みである。商社を通じた販売に加え、自社営業力も強化している。測定データをタブレットで表示・保存できるようになり、製品の使いやすさも高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去に展示会出品や産学官連携でSELゲージを開発しており、分岐ゲージは既存の取組の延長として位置付けられている。
地域の部品調達で8割を大崎市近隣から調達し、強みとして示されるが、市場での競争優位性の根拠は具体的に書かれていない。
鉄道会社の要望で分岐器の測定が難しいという課題は示されるが、事業計画や付加価値・成長の数値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
試作の試験を社内実施や宮城県産業技術総合センターの協力で行うなど、遂行体制の一端は読み取れる。
鉄道保線工事向けの測定精度・データ蓄積の必要性や、土木・建築分野からの要望は示されるが、顧客ターゲットの詳細は薄い。
試作項目6点と試験の実施内容は具体的だが、量産化や海外展開のスケジュールと課題解決方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
分岐器レール間隔の測定が難しいという従来課題に対する新製品で、ニッチ分野であることは示されるが、高価格化の根拠は薄い。
鉄道の安全な列車走行や国の鉄道システム海外展開の流れに触れ、地域の製造業者からの調達による雇用・経済波及が示される。
公開されている事例からは読み取れません。
ブルートゥース通信によるデータ送信・タブレット表示や産学官連携による開発が示され、デジタル活用の方向性は読み取れる。
国の鉄道システム海外展開推進を受けた分岐ゲージの海外販売検討が書かれ、成長分野への進出の方向性がうかがえる。
大崎市近隣の製造業者から部品の約8割を調達し、メイド・イン・大崎の製品展開で地域の雇用・経済に貢献すると具体的に書かれている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
鉄道分野はニッチながら測定業務に応じた製品展開が可能で、分岐ゲージは海外販売も視野に入れている。製品は操作が簡単で、特に発展途上国でのニーズが高いと見込んでいる。今後も大崎市近隣の製造業者との連携を基に、メイド・イン・大崎の製品展開を進め、地域活性化を目指す。
平成24年3月にCNC三次元測定機を導入した。
マテリアルリサイクル用途に対応するため、新型ペレット成形装置の試作開発に取り組んだ。
大型機と同じ機構で同等の分級性能を持つ小型のラボ用分級機を開発し、2機の試作機を完成させた。