ものづくり補助金平成24年度山形県

流体力学を応用した熱処理技術による常温乾燥食品の試作開発

ナチュラルプロセスファクトリー株式会社

成果乾燥機内の温度を均一に常に40℃前後で保持

この事例のポイント

  • 農家が規格外や傷のあるB級品の農作物を産業廃棄物として処分しており、費用がかかっていた。
  • 流体力学及び熱工学を応用した常温乾燥技術により、温湿度を制御して成分を損なわない乾燥食品の試作開発に取り組んだ。
  • 乾燥機内の温度を均一に常に40℃前後で保持。流体力学を応用して風を自在に操る技術を確立し、素材本来の味や風味、色、栄養価を維持したままの粉末加工が可能になった。

事業者のプロフィール

事業者名ナチュラルプロセスファクトリー株式会社
所在地山形県 米沢市
業種食料品製造業
技術分野切削加工
従業員数7人
資本金300万円
設立2012年

事業の背景

当社は農業の6次産業化に貢献する目的で設立された大学発ベンチャー企業で、有機エレクトロニクスと流体力学の技術を活用し、新技術の研究開発と製品化に取り組んでいる。多くの農家は栄養に問題のないB級品の農作物を廃棄しており、農作業と並行した新しいビジネスは収入を2倍、3倍にし、農家の後継者問題にも寄与できると考えられている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力農家が規格外や傷のあるB級品の農作物を産業廃棄物として処分しており、費用がかかっていた。
  • 新製品・新技術規格外・B級品の農産物を、通年販売できる乾燥食品や高付加価値の健康食品として製品化する技術が必要だった。

やったこと

流体力学及び熱工学を応用した常温乾燥技術により、温湿度を制御して成分を損なわない乾燥食品の試作開発に取り組んだ。乾燥機内の温度を均一に常に40℃前後で保持し、自然に近い状態で乾燥させる方法を確立した。これにより素材本来の味や風味、色、栄養価を維持したまま粉末加工ができるようになった。主に山形県内の農産物を対象に、ジェラートなどへの応用も試作した。

  • 加工機流体力学を応用した常温乾燥機

新しい製品・サービス:規格外・B級品の農産物を乾燥・粉末化した、通年販売可能な乾燥食品、粉末食品、健康食品、サプリメント。

事業の効果

  • 乾燥機内の温度を均一に常に40℃前後で保持

流体力学を応用して風を自在に操る技術を確立し、素材本来の味や風味、色、栄養価を維持したままの粉末加工が可能になった。無添加・無着色の素材を幅広い商品に応用でき、旬の素材を通年使用できるようになる。米沢市のリストランテ喜右ェ門ではアスパラガス、トマト、秘伝豆などを粉末にしてジェラートとして提供し、商品化を予定している。

今後の展望

大手食品会社や商社と提携し、常温乾燥機の製品販売にとどまらず、無駄のない食料の活用に貢献したい。さくらんぼ、ぶどう、スイカなど山形県の特産果物にも展開し、各地で新たなブランド品を生み出す可能性がある。食品の共同研究開発などの技術提供も行っていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。