回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
株式会社鹿鳥食品
成果生産数量 1.5万枚/日→3万枚/日
| 事業者名 | 株式会社鹿鳥食品 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿屋市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 製造環境,測定計測 |
| 従業員数 | 167人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1987年 |
国内のとんかつの生産は、冷凍食品が50%以下にとどまり、半分以上が末端ユーザーの手作りや賞味期限の短いチルド品である。取引関係にある食品商社等からチルド商品や手作りに劣らない冷凍とんかつの要望があった。
抱えていた課題
やったこと
ロボット機能を備えた新規導入のスライサーと、最新の金属検出機搭載重量選別機、総合品質管理・制御システムを連動させ、IoTを活用したシステムを構築し、生産体制を整備した。IoT化により監視、保守及び分析が可能となり、生産工程プロセスを改善した。パソコンで異物混入や製品バラツキ等の異常データと、重量や肉厚、加工圧力などの日々の生産情報を収集・蓄積・分析し、防止策を講じられるようにした。
| 加工機 | ロボット機能付きスライサー |
|---|---|
| 検査測定 | 金属検出機搭載重量選別機 |
| ソフト | 総合品質管理・制御システム |
新しい製品・サービス:手作りに勝るとも劣らない冷凍とんかつ
導入設備での生産は順調に進み、人手による肉塊スライス時間が大幅に短縮された。金属異物や重量バラツキも生産ライン上で発見・対策できるようになった。IoT生産システムにより製造原価の低減も一定の効果を得た。品質の安定した安心・安全で美味しい冷凍とんかつの量産化体制が整った。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
手作りに勝る冷凍とんかつの商品化と、取引先商社からの要望が目的とされ、事業の方向性は読み取れるが過去の取組との連続性は書かれていない。
冷凍とんかつの市場シェアに触れ、チルド品や手作り品との比較で差別化を狙うことは読み取れるが、強み・弱みの具体的分析は薄い。
処理時間・工数・ロス率・製品劣化といった課題を挙げ、IoT化で生産工程を改善した点が書かれており、課題と解決策の対応が読み取れる。
初年度計画1.5万枚/日に対し3万~3.5万枚/日と目標を大きく上回ったこと、最終目標50万枚/月が数値で示されている。
従業員167名や設立年などは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制についての記述はわずかにうかがえるのみ。
手作りに勝る冷凍とんかつという価値、取引先からの要望というニーズの裏付けが示され、選ばれる理由の方向性は具体的に読み取れる。
今後の取り組みとしてOJT・Off-JT、設備増設、新商品開発が挙げられるが、スケジュールや課題の解決方法の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
冷凍とんかつはチルドや手作りに比べ普及が十分でないとの現状認識が書かれ、新市場の開拓姿勢はうかがえるが、高付加価値化の数値的根拠は薄い。
食品商社との取引や地域での事業拡大に触れるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する積極的理由の記述は薄い。
生産量が計画を大きく超えたことや製造原価の低減効果が示されるが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
スライサー、金属検出機、重量選別機をIoTで連動させ、データ収集・分析で防止策を打つ仕組みが具体的に書かれている。
公開されている事例からは読み取れません。
鹿児島県鹿屋市の企業であり地域の事業者という点はうかがえるが、地域特性を活かした雇用・成長への寄与は具体的に書かれていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
OJTやOff-JTによる従業員の教育・訓練体制を整備し、生産設備の増設・充実化を図る。売上の最終目標数量50万枚/月の早期達成を目指し、市場ニーズに応える新商品の開発・販売で事業の拡大を図る。
食の安心と「美味しい」で世界中を幸せにしたい
公式の事例集より(原文のまま)
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
PDFを基軸に複雑な演算処理を直接行える製版用高性能演算システム「EQUIOS-PTR」を導入し、処理速度と精度を向上させて高品質化と短納…
効果:処理時間 60分→5分
平成25年度ものづくり補助金を活用し、人手に依存せず検査精度と生産性を向上させる「ねじ寸法自動計測システム」を試作開発した。
効果:計測面の焦点深度 2mm→5mm