多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社スター精機
成果航空機部品の精度調整を社内で対応できるようになり、約5日の工期短縮が可能になった。
| 事業者名 | 株式会社スター精機 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 相馬市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 設立 | 1932年 |
当社は昭和7年の創業で、理化学実験装置や航空機部品製造装置の設計製作、半導体製造装置部品の製作を主な事業としてきた。航空宇宙分野での実績を伸ばすためには、生産性の向上が課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
業務革新の切り札として、CNC円筒研削盤を導入し、超精密研削加工の基幹設備として稼働させた。チタン、インコネル、SUSを素材に多種多様な高硬度・高靭度の難削材のテストカットを行い、シャフト、ピン、測定子、高精度ロールなどを試作した。試作品は取引先からも高い評価を得た。設備は計画より約1カ月半早く納入され、スタート段階で時間的余裕を持てた。
内製化により、外注部品の納入待ちというネックが解消され、組み立て工程のロス解消と迅速な納品体制が実現する見込みとなった。航空機部品の精度調整も社内で可能になり、約5日の工期短縮が可能になった。試作品が次世代エンジン部品メーカーに認められ、研究開発品を供給するルートが開けた。これにより受注が増え、理化学実験装置関連の受注も増加し、材料調達から検査までを一貫して任される存在として認知されるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業昭和7年から理化学実験装置・航空機部品製造装置・半導体部品へと変遷してきた経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
航空宇宙分野での実績を伸ばすため高硬度難削材の超精密研削を強みとし、取引先の評価を得たと書かれているが、市場動向の分析は薄い。
スピード・コスト削減が課題とされ、CNC円筒研削盤の内製化で約5日の工期短縮、1ヵ月半早い納入と具体的な数字が示されている。
目標測定値(3 ×10)の達成や約5日の工期短縮は書かれているが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
社員のモラルアップや技術の継承に触れるのみで、人材配置や事務処理体制の具体的記述は読み取れない。
チタン・インコネル・SUSなど難削材の超精密加工が強みとされ、次世代エンジン部品メーカーへの供給ルートが開けたと書かれている。
試作から研究開発品の供給、JISQ9100取得へと段階は示されるが、具体的なスケジュールや課題解決方法は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
航空機部品向けの超精密研削は難易度が高いとされるが、高付加価値化・高価格化の定量的な裏付けは示されていない。
航空宇宙産業への参画が安全・安心に資すると述べられるが、波及効果や雇用創出の具体的な記述はない。
内製化による待ち時間解消やコスト縮減は触れられているが、補助金額に対する費用対効果の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
航空宇宙・半導体分野への進出と研究開発品の供給が書かれ、成長分野への展開がうかがえるが、構造転換への言及は薄い。
福島で世界的なテクノロジー展開の一翼を担うポジションとあるが、地域の雇用や成長への具体的な効果は書かれていない。
試作部品の製作に果敢に挑戦し、データと経験値の蓄積、市場性に富む技術の創出を通じて経営基盤の強化に努める方針である。
夢をカタチに一一を合言葉に、当社は昭和7年の創業から先見性を培い、ものづくり精神の成果を広く産業社会へ本元してきました。福島に居ながらにして、世界的なテクノロジー展開の一翼を担えるポジションです。
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%