自動車シートワイヤーの製造工程の短縮
平成24年度補正ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金を活用し、自ら機械づくりに取り組んだ。
会川鉄工株式会社
成果サブマージ溶接機を稼働させると、そうでない場合に比べ約1/4の短時間で所定の工程を終えられる
| 事業者名 | 会川鉄工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県 いわき市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 設立 | 1926年 |
当社は昭和期に鋳造所として始まり、炭鉱や火力・原子力発電所向けに機械部品やタンク、大型配管などを納入してきた。東日本大震災と原発事故の翌年に産学連携の研究会へ参加し、再生可能エネルギーの風力発電事業に着目した。
抱えていた課題
やったこと
風力発電タワーの製作に、ロボット型の大型サブマージ溶接機を導入した。高さ40m、基部直径2.6mのタワーを10mごとに4分割した円筒を組み建て、1ミリの誤差も生じない精度で接合する。導入後は工程がスムーズに流れ、稼働により約1/4の短時間で所定の工程を終えられるようになった。
新しい製品・サービス:風力発電タワー
サブマージ溶接機の導入で溶接時間が大幅に短縮され、作業工程が効率化した。量産に向けた態勢が整い、受注計画も具体化しつつある。現場の技術力向上により受注アップにつながり、国内外のプロジェクトへ参画する機会が増えた。新規分野への参入後、協力会社が約20社増えた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鋳造所として創業後、炭鉱や発電所向け納入を経て再生可能エネルギーへ転換し、風力タワー製作を新規分野として位置付けている。
国内で100m級タワーを製造できる企業は他にないと述べ、ドイツ・ヨーロッパ向け3基の受注実績もある。
手溶接の熟練工依存という課題を認識し、サブマージ溶接機の導入で約1/4の時間短縮を実績として示している。
5年後に年間100基という数値目標を掲げ、増産拠点として新工場建設も予定していると述べている。
協力会社が約20社増えたことや技術力向上の取組は書かれているが、補助事業の実施体制の具体は薄い。
風力タワーの顧客として電機メーカーとの交渉や海外受注があり、製品の用途と需要の裏付けは読み取れる。
5年後の年間100基目標と新工場建設予定はあるが、遂行手順や課題解決の方法は詳しく書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
100m級の大型タワー製造は国内で他社がなく、新規分野で高水準の付加価値化を図っていることがうかがえる。
再生可能エネルギーインフラが産業の連関、集積、雇用拡大を生むと述べ、協力会社約20社の増加も挙げている。
溶接時間が約1/4に短縮したと示されるが、補助金額に対する費用対効果の数値は書かれていない。
高性能なサブマージ溶接機の導入と産学官連携は書かれているが、デジタル技術や新ビジネスモデルの記述は少ない。
国のエネルギーシフトへの対応として風力発電分野へ進出し、再生可能エネルギーの産業構造転換に関わっている。
浜通りに根ざし、風力関連の雇用創出や地域の産業集積を通じて地域活性化を牽引する姿勢が示されている。
日本での需要増が見込まれる大型タワー(高さ100m)の納入に向け交渉を進めている。5年後には年間100基の生産を目標とし、増産拠点として新工場を建設する予定。産業ロボットの研究開発や廃炉ロボットにも取り組みたいと考えている。
平成24年度補正ものづくり中小企業・小規模事業者試作開発等支援補助金を活用し、自ら機械づくりに取り組んだ。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個